『事業共創スタジオ(仮称)』構想について - その4

『事業共創スタジオ(仮称)』構想について - その4

Masanobu Todome

成長産業の創出・GDP拡大、『あるべき将来の姿』の実現のため、成長領域もしくは意味のあるプロジェクトにリソースを効果的に集約していくための仕組み(日本型の産業共創・事業共創モデル)を創っていきたいということで『事業共創スタジオ(仮称)』の設立の検討を進めています。

https://note.mu/todome/n/nf21393b58e0a
https://note.mu/todome/n/n5b5bb5eae01f
https://note.mu/todome/n/n0afcb1357255

実現したいのは、企業・組織の枠を超えて成長領域・重要領域にヒューマンキャピタルを含めた資源を効果的に集約していく仕組みであり、そのための共通認識・ひな型・プロセスであり、また、更に言えば、それを通じて新しい産業・事業の創造、社会や生活者の課題の解決そのものを多くの人にとって身近なもの、自分でも『できる』『やりたい』と思えるようなものにしていく、ということです。

日本においては他国のようにヒューマンキャピタルの流動性が高くないことから、成長領域にスタートアップが生まれ、VCから資金が潤沢に供給され始めたとしても、その領域に最も詳しい、経験を積んだ大企業の人材が真っ先に退職してスタートアップに流れていく、ということが起こりづらい状況です。一方、優秀な人材を抱え豊富なアセットを持つ大企業の新規事業開発も予算やカバーするスコープ、個社の壁・グループの壁、人材、評価制度、報酬設計等の観点から多くの問題を抱えており、こちらにおいてもまた成長領域における新産業創出は容易ではありません。

自分自身もマネジメントとして新規事業開発には非常に苦心してきたこともあり様子はわかっていたつもりでしたが、今回『事業共創スタジオ(仮称)』を構想していくにあたり、様々な企業における新規事業開発の実情、スタートアップの大企業協業の実情等についてディスカッションさせて頂き、これは個社の問題ではなく社会システムの問題と捉え、解決していくべきという認識を強めることになりました。

ものすごく短い言葉で表現すると、

1. スタートアップ発、大企業の新規事業発、協議会やアイデアソン発、インキュベータ発であれ、何等かの形で新産業につながるネタが出てきた際に、
2. それを拡張し新産業のエコシステムの全体像をデザインし、それに関わってくる企業・スタートアップ・個人等を巻き込みながら更にエコシステム確立のためのプロトタイピング、PoCを行い、
3. その後 適切な形で複数の企業・スタートアップ・個人が一緒に乗れるような船(事業体)を設立し、投資を集め、
4. アクセラレーション、5. スケーラレーションを行っていく

というプロセスになりますが、これの実現のために具体的な『船』のイメージやそれに関わる様々なひな型・共通認識を揃えていくとともに、これらを推進していくためのコミュニティや人材のネットワーク、サポート機能を担っていく組織体、を揃えていくことを行っていきたいと思っています。

幸い、このような形で『日本型の新産業共創、事業共創の仕組みを作っていきたい』という話の発信を行ってから、新たに知り合った方も含めて多くの素晴らしい方とディスカッションさせて頂き、課題の本質と取り組むべき事項について整理を進めていくことができてきています。とはいえ、具体論にいけばいく程、まだまだ確立できたと言える状況ではありませんので、様々なご意見・フィードバック、お待ちしております。

新産業創出につながる(と信じている)具体的な案件もいくつか取り組みをスタートしておりますし、もう少し増やしていきたいと思っておりますので、上述のようなプロセスに乗せていきたいと思われるネタがありましたらお気軽にご相談頂けると嬉しいです。

日本型の新産業共創、事業共創のプロセスを創り上げ、未来の当たり前とし、産業創出・発展を実現していきましょう!!

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Masanobu Todome
100個の新産業の共創を目指す新産業のアクセラレーター、SUNDRED株式会社の代表取締役。総合商社、戦略コンサル、外資系IT、日系製造業等において要職を歴任。元レノボ・ジャパン、NECパーソナルコンピュータ代表取締役社長。日本型の新産業共創の仕組みの社会実装に取り組んでいます。