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毎月勤労統計統計調査問題のまとめ

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noteで毎月勤労統計調査問題に関して書かせていただいたことをリストにしました。新しい投稿から順番に並べています。
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記事一覧

2024年以降の指数を使ってはダメ‼~毎月勤労統計調査

ちょっと刺激的なタイトルになってしまいました。毎月のように「毎月勤労統計調査」(厚生労働…

所定内給与は下がってないの?~共通事業所ベースをお忘れで?

 本日、2020年5月の「毎月勤労統計調査」(厚生労働省)の速報値が公表されました。日経夕刊…

1~3月期の1人当たり雇用者報酬

 5月20日に公表された1~3月期の名目雇用者報酬は前年同期比1.3%増でした。「労働力調査」…

なぜ共通事業所に触れないのか?

5月10日の日本経済新聞夕刊では、3月の毎月勤労統計調査の結果が「3月実質賃金、前年比2.5%…

毎勤の賃金上昇率、今年は下振れか

 本日、「毎月勤労統計調査」(厚生労働省)の2019年1月分の確報値と2月の速報値が公表され…

過大な名目賃金、統計委員会がお墨付き?

 これまでnoteで幾度となく書かせていただいたように、現状の「毎月勤労統計調査」の名目賃金…

毎勤の追加報告書を読んでみた

 本日(27日)、特別監察委員会による毎月勤労統計の不正調査に関する追加報告書が公表された。日経電子版の下記のリンクの記事のように、第三者委員会とは言い難い、厚生労働省に甘い報告書という評価がほとんどだ。私も読んでみたが、同感である。  そのうえで、この報告書を読んで、私は2つの追加の疑問を持った。  1つは、「浮いた?」費用の行き先である。全数調査と言いながらサンプル調査を行っていたのであれば調査費用は異なるはずである。下記の西日本新聞の記事にあるように、「2004年に

1人当たり雇用者報酬に注目を

 noteで幾度と無く書かせていただいてきたネタですが、お手伝いしている東京財団政策研究所の…

政策データウオッチ第5弾

お手伝いしている東京財団政策研究所のプロジェクト「政策データ ウオッチ」の第5弾が公表さ…

毎勤のベンチマーク問題、ようやく国会で取り上げられた

 本日、衆議院予算委員会で厚生労働省による毎月勤労統計の不正調査問題に関する集中審議が行…

毎勤検討会の議事録を読んでみた

 毎月勤労統計調査問題で、政権からの圧力説をにおわす記事が増えている。16日の日経朝刊でも…

一人当たり総雇用者所得は開示できないの?

 本日、12月分の毎月勤労統計調査の速報値が公表されました。18年の現金給与総額(名目賃金)…

毎月勤労統計、名目賃金の遡及改訂を

 毎月勤労統計の問題に関して、国会で論戦が続いている。しかし、与野党の議論は全くかみ合っ…

GDP統計の雇用者報酬の再推計値

本日、毎月勤労統計調査の再集計値を反映した、GDP統計の雇用者報酬などの再推計値が公表されました。下記のコラムで書かせていただいたように、私は、再集計の影響がどのように出るか楽しみにしていたのですが、ほとんど変わりありませんでした(図は、雇用者報酬を「労働力調査」(総務省)の雇用者数で割ったものです。「断層修正後」と「不適正調査」修正後を比較してください)。  肩透かしをくらった格好になった私は、早速、内閣府に問い合わせました。結果、昨年11月からの断層修正により、結果的に