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【1/5】1000文字日記 milk

年末年始をずらしてからというものの世の中への関わり方を思い出せない。最低限しか人を連絡をとっていない。何かから逃げることと、何かを解決すること、同時にできたらいいんだけれど、それはいちばん無理な話で、生きるのに向かない人は働くにも向かず、その両方が大変向いている人なんかとはこの時点でかなりの差ができる。今もなんとなく来た雪国のホテルで、なぜか片目が見えにくくずっと擦っているだけで夜が深夜に滑り込んでしまった。みんなげんきだろうか、元気でいるならそれだけでいいのは綺麗事でもなんでもなくて、私たちがみんなひとりずつで生きているから。わたしが困り果てるとすぐ北に向かう新幹線に乗ってしまうのは、今日みたいに雪がどっさり積もって全部見えなくなってしまえば安心するからなのかもしれないよ。

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