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【オンライン本屋博】と『チャーリング・クロス街84番地』。

こんにちは。戸田デザイン研究室 広報の大澤千早です。弊社noteをご覧いただき、ありがとうございます。

先日5月5日、Youtubeで【オンライン本屋博】が開催されました。本を売る私たちも色々と考えさせられるイベントだったので、ぜひ皆さんにも紹介させていただきたく記事を書きました。少し長くなりますが、ご一読いただければ幸いです。

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このイベントの前身となるのは、今年の1月31日、2月1日と開催された【二子玉川 本屋博】。二子玉川 蔦屋家電のコンシェルジュ 北田博充さんが実行委員長を務められ、本屋の魅力と可能性を伝え、本屋と本好きの方々との絆を深めて これからの書籍と本屋を盛り上げるリアルイベントでした。たくさんの本屋さんとお客さんが集まり、大盛況に終わったことは色々なメディアでも取り上げられ話題になりました。

この状況下、オンラインでの開催を余儀なくされ、前回のようなリアルで生まれるコミュニケーションの熱を超えられるのかなと勝手に心配していたのですが…実に熱かったです!!

様々なゲストを招いたコンテンツが配信され、本と本屋を取り巻く未来が模索されました。当然、このコロナが与える厳しい状況と変化も語られていくのですが、同時に「そもそも本ってどんな価値があるの?」「今まで本って、ちょっと色々な面で特別感を出しすぎていたのでは?」と言った本質的な問題にも回帰していくような感覚を覚えました。

大きな不安と変化の前ではつい「今までにないこと」に心を持って行かれてしまうものです。でも本当はそうではない。こんな時こそ、一旦「今まで」の本質に立ち返る知性と勇気が必要だと再認識させられました。

そして何より、コンテンツに登場する本に関わる方々の情熱。これこそが、このオンライン イベントに熱を吹き込んだ最大の要素ではないかと思います。皆さん、前を見ている!そして本当に本と本屋さんが好き!様々な方の熱を感じ、私はふとある映画を思い出しました。

『チャーリング・クロス街84番地』という作品。こちら1984年に発刊された書簡文学の傑作とも言われる書籍が原作なので、ご存知の方も多いと思います。(俳優陣も最高なので、興味のある方はぜひ!)

簡単にストーリーをご紹介しますと…舞台は第二次世界大戦後のNY。脚本家のヘレーンは大の本好き。ある日新聞でイギリスの古書店の広告を見つけ、手紙を書き注文をします。それを受けたのが古書店のスタッフ、フランク。彼の真摯な人柄と対応に心を動かされたヘレーンは、その後数十年に渡り、フランクと手紙のやりとりを続けます。時代の波に呑まれながらもお互いの本への愛情で繋がり、彼らの親交はその店のスタッフにも伝播していきます。これが実話というのだから、感激もひとしおです。

本は共感を生み、本の魅力を語る言葉からその人が見え、例え遠く離れていても人と人を繋ぐツールにもなれる。そして揺るぎない愛情と情熱を持った本の届け手は、人々の日常に文化を繋ぐ仕事を果たす。この映画を観た時に感じたメッセージを【オンライン本屋博】でも受取ることができました。
そして映画とは異なり、現代に生きる私たちには駆使できるツールもたくさんある。全てはアイデア次第なのだということも。

この苦難の季節を過ぎた後も、本やデザイン、様々なカルチャーがより いきいきと人々の心に届くよう、私たちも必ずここを超えてみせる!と決意を新たにした次第です。本やカルチャーを愛する皆さん、共に頑張りましょう!

【オンライン本屋博の情報はコチラから】

https://store.tsite.jp/futakotamagawa/bookshop-expo/online/