令和6年度「戸田市未来の学び応援プロジェクト」始動! ~子供たちや学校の「やってみたい!」を一緒に実現しませんか?~
決められた正解をひたすらに探し求める学び。
教壇に向かって一列に並んだ机の配置。
教師の経験と勘と気合いだけに頼った指導。
こうした、これまでの学校・教育の「当たり前」を問い直し、もっとワクワクする未来の学びを実現するため、学校が再び動き出しました ― ― ―
教育政策室 主幹の秋葉と申します。今回は、2024年10月21日から開始した、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディング(ガバメントクラウドファンディング)である、「戸田市未来の学び応援プロジェクト【第3弾】」についてお話させていただきます!
▼募集ページ(ふるさとチョイス)はこちらから
1.未来の学び応援プロジェクトとは?
戸田市では、戸田市未来の学び応援プロジェクトと題して、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディングを実施し、未来の学びの実現に向けた取組を進めています。
学校や子供たちには、人的資源や財政的資源さえあれば、あんなことやこんなことをやってみたいという想い、夢があります。しかし、これらのリソースが不足しているため叶えられない状況が存在します。
戸田市教育委員会では、学校や子供たちの夢の実現をサポートするため、クラウドファンディングを実施して、全国の皆さんから応援をいただきながら、未来の学びの実現に向けて取り組んでいます。
未来の学び応援プロジェクト【第3弾】の始動に際して、2つの思いを込めて活動を進めています。
学校の夢のある提案をできるだけたくさんの方に知ってもらいたい
子供たちの未来の学びを皆さんと一緒に作り上げたい
こうした思いから、プロジェクトの全体像を紹介する、ショートムービーを作成しました。
是非ご覧いただき、私たちの取り組みについてご理解いただければ幸いです!
▼PR動画はこちら
また、未来の学び応援プロジェクトを始めた経緯、開始当初に苦労したことや本プロジェクトの他自治体との違い等については過去の記事で触れていますので、是非ご覧ください。
▼過去記事はこちら
2.提案の条件は?
学校発の提案をもとにクラウドファンディングを行う取組は戸田市のファーストペンギン(新分野にチャレンジする者)としての試みの一つです。
学校主体による「夢のある学校改革」の提案が積極的に行われることを期待していますが、戸田市未来の学び応援プロジェクトには一定の条件があります。
「脱・正解主義」、「脱・自前主義」、「脱・予定調和」、「脱・教師主導」、「脱・3K(経験、勘及び気合い)」の5つの要件の全て又は一部を満たし、これまでの教育・学校の「当たり前」を問い直すものであることが求められます。さらに、全国的なモデルとなる「夢のある学校改革」であることです。
こちらの条件は、戸田市未来の学び応援基金条例において、設置の趣旨や基本理念として明記されており、本プロジェクトの根幹を成すものです。
3. 具体的にどんな提案が出てきているの?
「戸田市未来の学び応援プロジェクト」は、これまでの教育・学校の「当たり前」を問い直す、学校主体による夢のある学校改革や、教育委員会と産官学連携による教育改革の提案を実現する取組です。
各学校からの応募期間は、2024年6月から8月までの約2か月間で、提案は任意ですが、今年も各学校から10の提案が寄せられました。
提案の中身をみると、インクルーシブ教育の推進、教職員の意識改革、PBL(課題解決型学習)、VRを活用した学びの創造とバラエティーに富んでいます。
これらの提案を簡単にご紹介します!
■インクルーシブ教育
■レガシーの創出
■PBL(課題解決型学習)
■学びの充実
■デジタル技術の活用
■教職員の意識改革
以上、各学校等からトータルで10の提案が集まりました。提案内容の詳細については各学校等がまとめていますので、ふるさとチョイスGCFのサイト*からご覧ください。
*上に掲載の各提案の画像をクリックすると、ふるさとチョイスのサイトに掲載の提案資料に遷移できるようになっています。
プロジェクトの進捗状況等については、今後こちらの戸田市教育委員会noteで各学校から随時報告させていただきます。
また、各学校のFacebookでも随時報告されますので是非ご覧ください。
4. 寄附の方法やプロジェクトを応援するメリットは?
■寄附の方法
昨年度と同様に、ご寄附の方法を2通り用意しております。
①ふるさとチョイス(ふるさと納税サイト)又は②戸田市役所の窓口や金融機関等でも行うことができます。
▼①ふるさとチョイス(GCF)
▼②市役所窓口や金融機関等から寄附する方法
なお、戸田市役所の窓口や金融機関等での寄附は通年して受け付けています(ふるさとチョイスでの寄附は2024年10月21日から2025年1月18日までを予定)。
また、ご寄附の際は、上述の10あるプロジェクトから特定のプロジェクトを指定してご寄附いただくか、プロジェクト全体(特定のプロジェクトを指定しない)に対してご寄附いただくかを選んでいただくことになります。
■寄附のメリット
本プロジェクトは、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングです。
そのため、個人からのご寄附については、2,000円を超える部分については、一定の限度額まで所得税と合わせて個人住民税の控除を受けることができます。
▼「ふるさと納税」の詳細はこちらからどうぞ(ふるさとチョイス)
なお、税金の控除を受けるためには「確定申告」または「ワンストップ特例制度」の申請のいずれかの手続きが必要です。忘れないようにご注意ください。
一方で、法人からのご寄附についても、支払った金額全額を損金へ算入することができます。なお、本市では企業版ふるさと納税は実施しておりません。
また、ふるさと納税には、「お礼の品から選ぶ選び方」と「使い道から選ぶ選び方」の2通りありますが、本プロジェクトは、「使い道から選ぶ選び方」になります。このため、寄附される方がより具体的に寄附金の使い道を指定して寄附ができることも、このクラウドファンディングのメリットになります。
5.事業の実施予定、寄附への返礼品、寄付することのメリットは?
本プロジェクトでは、皆様からいただいたご寄附を令和4年9月定例会で成立した条例に基づく「戸田市未来の学び応援基金」に積み立てます。
そして、次年度4月以降に基金を取り崩し、随時事業化を行う予定です。
データによる効果測定や評価を実施するとともに、2025年4月以降に一定の成果としてまとめる予定です。
「寄附したお金がどのように使われ、子供たちの学びがどう変わったのか知りたい!」と思われる方も多いのではと思います。
そこで、プロジェクトの進捗や成果等について、本市ホームページやこちらのnoteを含めたSNS等により情報発信するとともに、ご寄附いただいた方には、2025年度以降に戸田市教育委員会の様々な取組をまとめた研究集録等を送付させていただきます。
■広報戸田市への氏名掲載
また、寄附をいただいた方は、広報戸田市の3月号でお名前を掲載し紹介*させていただきます。
*寄附時に名前の掲載について辞退を申し出ている方は除きます。
▼広報戸田市2024年3月号 ※2023年1~12月の寄付者が対象
▼実際の広報戸田市はこちら
https://www.city.toda.saitama.jp/koho-toda/240301/pdf/12-19.pdf#page=3
■戸田市表彰式において市長から感謝状の贈呈
~個人10万円以上、団体20万円以上のご寄付~
さらに、個人で10万円以上、団体で20万円以上のご寄付をいただいた方には、市長から感謝状を贈呈します。
※寄附時に受領辞退の申し出をした場合や表彰審査委員会による審査の結果によっては贈呈されません。
▼戸田市表彰式(2024年11月3日)で表彰された皆様
▼戸田市表彰式(2023年11月3日)の様子(市HP)
■成果物をご覧いただく機会の用意
~30万円以上のご寄付~
このほか、30万円以上のご寄附をいただいた方には、成果物をご覧いただく機会を用意いたします。(※全体の人数等により、対面、オンライン又はハイブリッドのいずれかの形となります。)
▼昨年度の視察の様子
6.おわりに
ここまでお読みいただきありがとうございます。
私たちは、とだっ子が一人ひとりの個性を生かし、多様な人々と協力して誰もが安心して暮らせる社会を創る担い手となることを願っています。
その実現に向けて、子供たちや学校の夢を実現するために、戸田市教育委員会は積極的にサポートしていきます。
教育委員会の役割を「コントロール・センター」から「プロフィット・センター」へと進化させ、「戸田市から日本の教育を変える」というコンセプトのもと、この「未来の学び応援プロジェクト(クラウドファンディング)」を通じて、夢のある学校改革をさらに推進し、学校現場の積極的な自走を支援していきます。
本市がファーストペンギンとして挑戦している施策の1つとして、引き続きご注目いただきたいと思います。
また、わたしたちの思いに共感いただき、「面白そう!」「応援したい!」という方がいらっしゃいましたら、SNS等で本取組を拡散していただいたり、ご寄附をいただけると幸いです。
▼寄附はこちらから(ふるさとチョイス)
▼戸田市役所の窓口や金融機関での寄附を希望される方はこちら(戸田市HP)
また、こうした取組を本市教育長の戸ヶ﨑が構成員となっている国の会議の場や全国各地からの戸田市に対するご視察の場などを通じて、積極的に発信し、横展開を図っていきます。
今後とも引き続き、戸田市の教育改革への挑戦に、ご指導・ご支援をよろしくお願いします。