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これからも一緒!けやき活用プロジェクト ~学校・地域・企業の連携で、倒木したけやき材の有効活用に取り組む~【美谷本小学校】

 このコーナーでは、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングによる「戸田市未来の学び応援プロジェクト」について、夢のある提案を出された各学校からのメッセージを掲載しています。
 今年度の第1回は、倒木した学校のシンボルツリーの活用に取り組む、美谷本小学校です!

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1.けやきに何が起こったのでしょうか?

美谷本小学校の校庭の真ん中にそびえ立つけやきの様子(令和6年7月23日撮影)

 本校は、学制発布直後の1873年(明治6年)1月に開校して以来、152年の歴史とともに歩んできた「けやき」が校庭の真ん中にあります。「けやき」は本校のシンボルツリーとしてだけでなく、地域にも愛される存在で、美女木の御神木とも呼ばれてきました。
 また、校歌の3番「校庭のけやきの 空高く」にもあるとおり、美谷本っ子、そして卒業生の精神的支柱ともなっていた木でもあります。

150の年輪がわかる幹

 令和6年7月24日 12:40頃に発生した落雷を伴った突風の影響により、シンボルツリーの「けやき」が倒れてしまいました。夏季休業中に発生した事案でしたので、幸い、けが人はいませんでした。

倒れたけやき
夏季休業中にお別れに来てくれた子供たち

 倒木して、けやきが伐採されるまでの1週間に、けやきに対して弔問に訪れた方々は500人を超えました。けやきに手を合わせながら、涙する方もたくさんいらっしゃいました。美谷本小のけやきと一緒に歩んでいったことを重ね合わせた様子であると捉えました。

 これまで、美谷本っ子の成長を見守ってくれたけやきに感謝するとともに、シンボルツリーが倒木・伐採されてしまっても、その精神的支柱であったけやきと、これからも共にしていくことが必要であると考えています。

伐採直後のけやき

2. そのような中で、なぜこのクラウドファンディングに応募しようと思ったのですか?

 地域の方々からは、けやきを後世に残せるよう、けやきの木材をできる限り活用し、残して欲しいという要望をたくさんいただきました。

 また、美谷本っ子も、これまで生活を共にしてきたけやきを大切にしたいという気持ちがあります。けやきが亡くなっても、けやきの生まれ代わりとなるものが存在していることで、これからも前向きに学校生活を送っていけることにつながり、更には自然愛護や生命尊重の気持ちを持つ大人に成長していってくれるものと考えております。

 そこで、本プロジェクトを立ち上げ、子供たちや地域、そして協力してくださる企業等の皆様とともに、けやきを後世に残せるものをつくっていきたいと考えております。

今後の活用に向けて伐採されたけやきを校庭で乾燥させている様子

3.このプロジェクトにかける思いを教えてください!

 本プロジェクトは、戸田市未来の学び応援プロジェクトが目指すところの「脱・自前主義」、「脱・予定調和」、「脱・教師主導」に資する取組であると考えています。

 けやき材の活用については知見がありません。そこで、学習指導要領に示されている「社会に開かれた教育課程」の実現も意識し、企業等の提案等の協力も得ながら、進めていきたいと考えております。【脱・自前主義】

 また、令和4年6月に成立したこども基本法では、年齢や発達の程度に応じたこどもの意見表明機会の確保・こどもの意見の尊重が基本理念として掲げられています。そのため、企業等の提案を受け、子供たちや地域が主体となってけやき材の活用を考え、創造していけるようにし、美谷本小の未来がけやきといつまでも共にあるようにしたいと思います。【脱・予定調和】

さらには、子供、地域等が連携・協力して創造していくといったチャレンジングでワクワク感のあるものにしていきたいです。【脱・教師主導】

 クラウドファンディングでどれだけの予算を確保できるかは現時点ではわかりませんが、プロジェクトの実現に向けて、企業等から募集したアイデアと、クラウドファンディングで集めた金額とをマッチングさせていくことは一つのハードルになると考えます。

 しかし、このプロジェクトは、御神木けやきが亡くなった今、美谷本小の新たな歴史を創造していく上で、とても重要なものです。

 合言葉は
・「けやきは、これからも一緒」
・「美谷本小の未来づくりをこのプロジェクトからスタート」
 
です。

 本校の思いに共感いただけた方は、本校のプロジェクトをご指定の上、寄附をいただくなど、プロジェクトの実現に向けて様々な形でご支援をお願いします。

本校卒業生でイラストレーターの橋本様が描いてくれたイラスト

美谷本小学校さん、お忙しい中メッセージをありがとうございました!
ぜひ、地域に愛されているけやきを後世に残すため、学校・地域・企業が連携して取り組む美谷本小学校の挑戦に、ご支援・ご注目いただけますと幸いです。

今後とも引き続き、戸田市の教育改革への挑戦にご注目いただくとともに、ご支援をお願いします!

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