未熟者が上達する方法(VS時間)

何事も上達の近道は質より量だ。
そのため当然、質を気にせずたくさんの量をこなすため作業スピードを早める必要がある。特に初心者のうちはうだうだ考えてやったってしょうがない。質のことを考えたところで経験や知識がないのでたかがしれいている。まずは訳がわからなくてもやってみる。とにかく数をこなす。しかも、早く。そうすれば、自然とコツが掴めてきて洗練されてくる。そしたら、徐々に量から質へとシフトチェンジしていけばいい。

しかし、僕はこの"スピード"というの大の苦手である。何をするにも遅い。初動は特に遅い。120fpsくらいだ。しかも、その初動に至るまでの、言うなれば初動の初動が遅い。つまり、何かを始めようと頭の中で思っても行動に移すまでが面倒なのだ。怠け者なのだ。
これはなかなか損である。やるかやらないかを考えているだけではただ時間を浪費しているだけだ。ソファに横たわりながら、あるいは何度も見尽くしたお笑いのYouTubeを見ながらやるかやらないかしている時間があればさっさと始めればいいのだ。そんな僕なりの考えからこうして今ノートに文字を打っている。
とにかく僕は文章力を磨きたいのだ。いろんな言葉を使って、的確な文法を使って戦略的な構成でできた文章を書きたいのだ。
そのためにはとにかく今は書くしかない。

書いて書いて書いて書いて書いて、書きまくる。

ローマは一日にして書けないのだ。
ただし、質より量だと言いつつ、量をこなして上達する作戦には最低限のルールが存在する。

1.間違った努力をしない
バスケットでスリーポイントの腕を上げたいのにレイアップシュートの練習をいくらしたところで不毛である。これと同様に文章力を上げたいのに、そのための努力の方向性を間違えるとそれこそ時間をドブに捨ていているだけだ。努力の方向性は見極める必要がある。

2.インプットしたことをアプトプットする
書けば書くほど文章は上達するというが、それだけでは同じ型は洗練されるけど応用が効かなかったり、凝り固まった文章しか書けない。
そのためには文章を書く上で自分がインプットしたことを意識的にアウトプットしなくてはいけない。
飽きさせず人に文章を読んでもらうためにはテンポが重要だと口を酸っぱくしていう人と最近出会った。テンポとは感覚的なものではあるけれど、ある一定以上のレベルを持つ人たちにとっては共有できる概念だ。
例えば、よく読点をやたら多く使って作られた文章は読みにくいと言われている。かといって、句点で区切られすぎているのもなんだか味気ない。テンポをよくするためには極端な話、短いセンテンスと長いセンテンスを交互に書けば良い。そしてスラスラ読めず"なんとなく"引っかかる部分をなくすこと。このなんとなく引っかかる部分は多くの場合は自分だけではなく他者も同じ感覚を抱く。
このテンポということをいままで意識して書いたことはなかったが、今日は若干意識して書いてみた。目に見えてすぐ効果が現れるものではないがインプットしたことを吐き出すことで自分の武器へと昇華させるのだ。

3.凡人以下だと思って続けること
これが一番大事。継続は力なりというけれど、これは本当だと思う。世の中には継続しなくてもそのセンスだけですごい結果を出すスーパー天才がいるけど、そんな天才は例外だ。
僕は自分に文才があるのだと思うことを諦めている。僕は文章を書く上で天才にはなれない。それは紛れもなく事実である。以前はひょっとしたらと自惚れようと下敷きもあったけれど、今ではすっかり諦めた。でも、天才に近づきたいとは思っている(天才は言い過ぎかな。文章がうまい人ぐらいにしておこう)。僕には文章力がめちゃくちゃない。絶望的だった。いまにして少しずつ一応は読める文章を書けるようになってきてはいるが、まだまだ凡人以下だと心の底から思っている。
でも、確実に1年前よりは上達している。そこに関しては自身がある。
それは1年間少なからずちょびちょびとくだらないことを書いてきたからだと思う。凡人は継続しなければ上達しない。これは絶対。
継続させることが一番難しいのだけれど、そこさえクリアすれば光が見えてくると信じている。継続させるには目標(楽しい将来)をイメージして、楽しむことだ。

次回は制限時間を設けたりもしくは、一つのエントリーを書き終えるのに何分かかったかを意識しようと思う。


チックタックチックタック。
時間が遊びにやってきた。
チックタックチックタック。
時間が僕を呼んでいる。

時間は僕をいろんなところい連れていってくれる。
過去に戻ったり、未来を見たり。

チックタックチックタック。
時計を怖がるのはフック船長だっけ?
時間は怖い。人を老いさせるのが得意。大好き。

老いは怖い。選択肢をえぐる。可能性をもぎ取る。
もぎ取られたらどうする?
そんなこと、ピーターパンは教えてくれないよ。




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