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#88.雑談 【塾話】チラシについて③

皆さん、こんにちは。トビタです。

過去ログ↓

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今回は②解決方法と⑤特典について。ちなみに②や③の部分をボディコピーと呼びます。

ボディコピーを作る

ボディコピーとは、読んでもらいたい本文のことです。キャッチコピーとリードコピーの次に読まれる。まず、前回例に出したところをおさらい。

[キャッチ]
「〇〇町で公立高校受験に強い個別指導塾をお探しの方へ」
→ターゲットが読んで「あれ、これ私のことかな?」と疑問に思う
[リード]
こんなお悩みありませんか?
・成績が2と3しかないけど〇〇町近くで通える公立高校があるのか不安
・公立高校に行かせたいけど、今からどんな準備を始めたらいいかわからない
→ターゲットが読んで「なんだやっぱり私のことじゃん!」と共感する

ボディはこの後に続くわけですから、お悩み解決方法を提示するのが自然な流れです。まとまった文章で書きます。

(例)
毎年、同じ悩みをお持ちの方が当塾にいらっしゃいます。やはり公立は公立でも、通うなら近いところを考えたいですよね。端的に言えば、成績が2や3で、〇〇町近くで通える公立高校は5校ほどございます。
さて、公立高校入試では中学校の成績だけでなく入試本番の得点(筆記+面接)も評価の対象になります。つまり、今の中学校の成績をただ維持するだけでは、志望校合格には及ばないという可能性があるのです。入試レベルの問題を解いて、今どれくらいの点数が取れるのか。またどこが苦手で、どこを強化すればよいのか。今から準備すべきことは、まず現状を知ることです。お子様の公立高校合格に向けて、私どももお力になれればと思います。

【入試模擬演習】(お子様対象)
日付:〇年〇月〇日(〇)
時間:午前〇時〜〇時
場所:〇〇義塾(チラシ裏面の行き方をご覧ください)
内容:既習事項の中から入試形式でテストします。今現在の力を見るのが目的ですので準備は必要ありません。
参加費:無料
持ち物:筆記用具
【個別相談会】(保護者様対象)
日付:〇年〇月〇日(〇)
時間:午前〇時〜〇時
場所:〇〇義塾(チラシ裏面の行き方をご覧ください)
内容:学校の成績と入試模擬演習の結果をもとに、近隣でどの公立高校を狙えるか、またこれからどんな勉強を始めればよいか教室長がお伝えします。その他、勉強全般・入試全般、わからないことや不安に思っていることについて相談に乗ります。
参加費:無料
持ち物:筆記用具、通知表(成績がわかればメモだけでも構いません)

※入試模擬演習と個別相談会の詳しいご予約方法はチラシ最下段をご覧ください。

ボディコピーまで読み終わった段階で、ターゲットが「それ待ってた!」と思ってくれるのが理想ですね。

個人的には、チラシを作るときにここが一番プレッシャーを感じます。キャッチとリードまで読んでもらえるだけでも奇跡的なことです。読むだけで数秒かかりますから。だからこそボディで読み手を裏切ってしまわないか不安になる。あとはまとまった量を書くことになるので、最初は書きすぎちゃう。全体のバランスをよく考えて手直しする必要がある。チラシサイズにもよりますからね。難しい。

特典について

お客様にとってのメリットの1つが特典。昔マクドナルドのチラシにクーポンがついてましたよね。安くなるやつ。好きな商品のやつだけありがたく保管して使ってました笑

塾の特典だったら「入会金無料」「授業料一ヶ月分無料」「夏期講習無料体験」など。神奈川県だと、湘南ゼミナールと臨海セミナーは特典が豪華なイメージです。

今回の例であれば、こんな感じでしょうか。

(例)
〇月〇日までに、入試模擬演習と個別相談会の両方にご予約いただいた方、先着20名様に「公立入試 面接対策冊子」を無料で提供します。

特典の内容は、ボディコピーと関係あるものにするのがコツです。

最後に

ボディコピーと特典まで書けたらこっちのもんです。作る大変さという意味でですが。

記事を書いていると、あっちゃこっちゃに興味が移って大変ですね。書きたいことが山ほどあるので、前回同様、余談という形で記していこうと思います汗

今回もお読みいただき、ありがとうございました。

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余談

ここからはもう少し読みたい方だけどうぞ。暇つぶしに。

チラシに限らずですが、広告内容で景品表示法違反になると行政処分を受けることになります。実際にあった例を見てみましょう。

優良誤認(品質や規格に関する不当表示)
スマホSIM 「業界最速」「シェアNo.1」
提出された資料は、合理的な根拠を示すものと認められないと判断され、課徴金納付命令。8,824万円。

例えば「とあるA中学からB高校に合格した人数が一番多いのは当塾出身者です」と書くのも、これと似たようなもんかなと。消費者庁から「なぜそんなことが言えるんですか、なぜそんなことがわかるんですか」と問われたときに、根拠を示せるかどうか。「A中学の生徒のB高校の合否、またその子たちの出身塾を内部生から聞いてまわったので確かです!」っていう回答は通じるのだろうか。倫理的にもちょっとって感じがありますよね汗

有利誤認(販売価格や期間など、取引条件に関する不当表示)
食品「通常価格14,900円(税抜)⇒ 限定特価2,980円(税抜)」
「メーカー希望小売価格27,000円→【特別モニター限定価格】2,980円」
通常価格の販売実績はなかったし、メーカー希望小売価格の設定もなかったので課徴金納付命令。2,229万円。

塾で言うなら、入会金がこのケースになりそう。「入会金が通常20,000円のところ、冬期キャンペーンで今なら10,000円」とか言いつつ、年がら年中キャンペーンやってるし20,000円頂いた事実がないみたいな。ちなみにちゃんと20,000円頂いた事実があったとしても、キャンペーン期間を越えてもなお10,000円でやってたら、それもアウトらしいです。

特典をチラシやHPに載せる際は諸々注意したいですね。また景品表示法違反に関して、塾の事例も検索すれば出てくるので、気になる方は調べてみてください。

さて。身近な人に魚売り場で働いている人を知っています。職場は力仕事かつスピード勝負。そして正確性も要求されます。魚1匹とってみても、「いつもこの魚は青森県産だから…」みたいに考えて青森県産表示のシールを貼ったら、実は北海道産でしたなんてことがあって大騒ぎだったそうです。例えそれが書類を確認し忘れたうっかりだとしても、産地偽装になっちゃうんですよ。誠実さを守り抜くにも注意深さが大事なんだなと思った次第です。今一度、自分が作ってきた広告物もテキトーなことを書いていないか見直したいと思います。皆さんのホームページも拝見しますね!(悪い顔)

余談もお読みいただき、ありがとうございました。

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いつもお読みいただきありがとうございます。教育者の端くれとして、自分が持っているものを他の人に伝承していきたいと思っています。今後とも宜しくお願い致します。