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通信事業者をかたるフィッシング詐欺急増!偽サイトや不正アプリ等の巧妙手口も

スマートフォンのSMS(ショートメッセージサービス)を悪用し、偽サイトなどに誘導して個人情報を盗み出すフィッシング詐欺。最近は宅配業者や金融機関をかたるフィッシングSMSが流行しており、受け取ったことがある方もいるのではないでしょうか?

そんな中、新たに増加傾向にあるのが通信事業者をかたるフィッシング詐欺。今回は、トビラシステムズ社が収集する迷惑SMS情報をもとに行った調査レポートを発表します!

通信事業者をかたるフィッシング詐欺が急増

トビラシステムズ社の調査では、今年5月から6月にかけて、通信事業者をかたるフィッシング詐欺が急増しています。その数、なんと71.5倍!その後7月も、通信事業者をかたる手口が高水準で推移しています。

フィッシング詐欺手口の変化_note

(図)トビラシステムズが収集する迷惑SMS情報をもとに行った調査。迷惑SMSのうち、宅配業者を装う手口、ECサイトを装う手口、架空請求手口を除く、企業・ブランド等を装うフィッシングSMSの集計データ。

もしも、自分が利用する通信事業者を名乗ったSMSが届いたら、「いつものお知らせかな」と思い、疑うことなく添付されたURLにアクセスしてしまうかもしれないですよね。ですが、もしかしたらそれはフィッシング詐欺かもしれません。フィッシングSMSに添付されたURLにアクセスすると、個人情報の入力を求められたり、不正なアプリのダウンロードを促されたりする危険があります!

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さらに7月21日には、大手通信事業者4社(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイル)が、通信事業者をかたるフィッシング詐欺について一斉に注意喚起を行いました。これだけ注意喚起がされているということは、事態は想像以上に深刻なのです。「自分は大丈夫」と油断するのは非常に危険です!

今回は通信事業者をかたる手口の急増を取り上げましたが、フィッシング詐欺で偽る対象となる企業やブランドは、宅配業者、金融機関、決済サービス、インターネットサービスなど、日々変化しているのが現状。最新の手口もどんどん生まれてきます。いつ・どんな内容のフィッシングSMSが届いてもおかしくはありません。

フィッシング詐欺対策のポイントは?

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身に覚えのないSMSを受け取った場合は、「開封しない」「URLを触らない」を徹底しましょう。また、企業やブランドの公式サイトで注意喚起情報を確認したり、必要に応じて窓口に問い合わせてみたりするなどの対策も行いましょう。

もし誤って不審なURLにアクセスし、個人情報の入力や不審なアプリのインストールをしてしまった場合は、パスワードの再設定やアプリのアンインストール等を行いましょう。また、キャリア決済やクレジットカード等で心当たりのない請求が発生していないかも確認しましょう。

フィッシング詐欺にあってしまった際の対処法は、下記の記事で紹介しています。ぜひチェックしてみてください!

フィッシング詐欺対策アプリでスマホの防犯を

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不審なSMSを開封する前に、危険だと察知できたら安心なのに... それを実現できるのが、フィッシング詐欺対策アプリです。不審なSMSの警告・拒否や迷惑フォルダ振り分けを自動で行うことができます。トビラシステムズのデータベースを用いた各種迷惑情報フィルタサービスで対策が可能です。ご利用の端末や携帯キャリアに合ったサービスを活用し、フィッシング詐欺を撃退しましょう!



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