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#4 つらつら書くことを許します。|とべちゃんの副音声

仕事で得た大きな成長の一つは、文章を書く力。

前職で人事に異動してから、学生向けの案内や内定者の課題の添削など、自分がお手本となる立場で、整った文章を書く役割を担った。

小学生の頃に作文が得意だったくらいで、最初は他者に読んでもらうための文章が全く書けなかった。でも、上司であったお姉様の指導のもと、反復しながら、業務に必要な文章が書けるようになった。

退職してからも、せっかく進歩した文章を書く力を失くしたくなかった。書きたいテーマがあったこともあり、その後も定期的に文章を書いてアウトプットする機会を作り続けるようにした。

現職では新たに広報の仕事を担うことになった。文章はいくらか書いてきたとは言え、広報として、企業の公式の文章を書くのは簡単ではなかった。経験者の先輩の指導のもと、少しずつコツを掴み、技を盗み、以前よりはましな文章が書けるようになってきた。

仕事で学んだ大人びた文章を書けることは喜びでもあった。だから、こうした場でも、「きちんと書く」ということにちょっとこだわりがあった。

でも、少し時間が経った今は、それが少し窮屈になってきた。「このストーリー展開、飛躍がない?」「で、メインメッセージは何?」そういう思考ばかりが働いて、「わからないけど、言いたい(書きたい)」みたいなものが、どんどん自分の中に閉じ込められていくようになった気がしたから。

自分の中に在るのに、行き場がない気持ちが溢れている。

そう気付いたので、私は私の書く文章に厳しい視線を向けるのをお休みする部分を作ろうと思います。私は、私に、お酒を片手に、思うがままに、思うことをつらつらと書くことを許します。

안녕.

とべちゃん: )