見出し画像

iruで出会った一冊の本『居るのはつらいよ: ケアとセラピーについての覚書』について

こんにちは、とある心理師です。

今日の記事は短いのですが、筆者は先日、ある催しで『iru』というスペースにお邪魔しておりまして、その時に出会った本について取り上げてみます。


iru』の詳細については、上記のページを参照していただくと良いかと思いますが、改めてこの記事でお伝えすると『都内某所にある、誰でもiru(居る)ことができるアートプラットフォーム』です。

現在はプレオープン期間なのですが、このスペースにて8月11日に『居る』ことをテーマに掲げた企画が開催されまして、その催しを拝見させていただくために『iru』にお邪魔させていただいたという経緯です。

催しについては、また折に触れて取り上げたいと思っているのですが、今日はこの『iru』で面白い本が置かれているのを発見しまして、ご紹介したく記事を書いてみました。


タイトルがずばり、『居るのはつらいよ』でして、この書籍が『iru』の一室に置かれているということが何とも面白いと思い、筆者は書籍を手にとりました。ページを捲ってみると、著者は博士課程を修了した臨床心理士ということでして、興味を持った筆者はその場でアマポチをしてしまいます。

この本は臨床心理士である著者が沖縄の精神科デイケアに勤務していた時の事を中心に振り返り、『ただ居る』ことについてケアやセラピーを行う立場の目線から価値を見出していく書籍のようです。「~のようです」と書いたのは、筆者はまだこの記事を書いている時点ではKindleで読めるコミック版しか読んでおらず、本をアマポチしたのも昨日で書籍自体がまだ家に届いていないため、そのような表現をさせていただいております。ただ、少なくともコミック版の方は、同じく精神障害者を対象にした職種である私も色々と共感できる部分はあり、楽しく読み進めることができました。普通に漫画としても面白く読み進められますし、筆者も一日で読み終えられましたので、こちらもご紹介します。


ちなみに、筆者も精神科デイケアがどういう場所か理解をしていますし、仕事柄何度も足を運んでいたりします。そして、筆者が担当しているクライエントをデイケアに繋いだこともあります。そんな中で、デイケアで働いている方は、クライエントの居場所を守って下さっていると、そんな印象を筆者は持っています。そして筆者は相談員として、クライエントの居場所を探したり検討したりする仕事に携わっています。そう考えると、どのような職種の方もそうかも知れませんが、カウンセラーや支援員、そして筆者のような相談員も、実は『居る』と深く関わっている職種なのかも知れません。

さて、今日は書籍の紹介ということで、『居るのはつらいよ: ケアとセラピーについての覚書』を取り上げてみたのですが、今後も引き続き、『iru』や『居る』について感じたことや思ったことを記事に書いていきたいと考えています。そして、その手掛かりとして、筆者が現職を務めながら日々感じている『居る』の課題や必要と感じている取り組みを、次回以降の記事にて、とある心理師の目線で取り上げてみたいと思います。

今日はこの辺で。ご一読ありがとうございました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?