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引き出す工夫。

利用者さんの自立支援でも、本人の意欲や能力を引き出す工夫は必要なんですが、チームでも同僚や部下の能力を最大限に引き出せる工夫も必要と思っているので、リーダーになってそれなりに自信がついてからは、そういう視点を大切にするようにしています。

野球や他のスポーツでもそうだと思いますが、チームメイトが互いに能力を引き出せ合える連携やコミュニケーションができていると強いですし、そういうチームはそれぞれのチームメイトの弱みも把握していて自然とフォローできる動きができているように見えます。

おそらく、目標に向かってチーム内で自分がどういう役割を担えばチームの目標が達成できるかをそれぞれが意識したり理解しているからできるんだと思います。
スポーツで言えばチームの勝利に向かって、チームメイトそれぞれの弱点や弱みをカバーし合うし、自分の力を最大限に出してチームに貢献する事だと思いますし、介護の現場でいけば、利用者さんのQOLを高めるためにそれぞれの職員が自分の役割を発揮しつつ、状況によって弱みのある職員をフォローして利用者さんの生活を支える事だと思います。

この視点が欠けてしまうと、チームがばらばらになって利用者さんほったらかしの状況になってしまいますよね。
チームメイトで足を引っ張りあったり、自分たちの都合のいい仕事をしようとしてしまうんだと思います。
なので理念や目標はとても大事で、それについては会議や職員を集めて話をする時に意識的に理念やチームの目標を再確認するようにしています。
これですぐにチームが良くなるということではありませんが、2年3年続けていると空気感が変わるチームが多かったです。

チーム同士、仲間同士で支え合おうよ。
これはいつも伝え続けています。
最初は白い目で見られてた事もありましたが、チームとして機能させるにはそれしかないのも事実なんで、とにかくいつも伝えるようにしています。

職員にも褒められて伸びるタイプか叩かれて伸びるタイプか聞いたり、褒めて伸ばされたいか踏みつけられて伸ばされたいかもたまに質問したりしますが、ほとんど全員が褒めて伸びるタイプですと言いますよね(笑)
なら周りのみんなにも褒めてやれ(笑)と返しますし、僕自身は褒めて伸ばす指導方法が一番良いのではないかと思っているので、指導の際は必ず褒めてから修正点や努力が必要な課題を伝えるようにしています。

これは個人的な見解ですが、現場の職員はある程度自由に調子に乗ってるくらいが力を発揮できるように思っています。のびのび働いてもらう感じなんですけど、実際その方が利用者さんの笑顔も多い気がします。

ただ、調子に乗りすぎる事もあるのでその辺りの管理は難しいですね。うまくいってるように見えてもそれが続くことはほとんどないのでうまくいかないことばかりですが、それも個性のある個人の集まりなので永遠の課題なのかもしれません。

今日も職員が楽しそうに会話交流したり、機能訓練を楽しそうに利用者さんと取り組んでいたりしていて、いいなぁ楽しそうだなぁ、と思って眺めてました(笑)

僕も書類の仕事とか運営資料とかみなくて経営とか考えなくていい仕事がしたいなぁ、なんて思いました。
彼ら彼女らも経験を積んで然るべき時期になれば現場から離れる時がくるので、今のうちにたっぷり利用者さんと一緒に過ごせる楽しさや面白さを感じでおいてほしいなぁ、なんて事も思いつつ。

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