【映画感想】20年越しの恩返し 映画『マトリックス レザレクションズ』
三部作だったはずの『マトリックス』シリーズまさかの四作目。
今までのシリーズのテイストはしっかり残しつつ、『レボリューションズ』のその後の新たな世界とキャラクターのおかげで新鮮さもあります。
何より最新の映像技術で『マトリックス』印の作品を観れるのが一番嬉しいです^^
あらすじ
ネオ(キアヌ・リーヴス)は自分の生きている世界に違和感を覚え、やがて覚醒する。そして、マトリックスにとらわれているトリニティーを救出するため、さらには人類を救うため、マトリックスと再び戦うべく立ち上がる。
アツいキャラクターたち
まず主人公ネオ役のキアヌ・リーブスがやっぱり最高にかっこいいです笑
『ジョン・ウィック』シリーズから観た私としてはこの長髪に髭というスタイルに馴染みがあってとりあえずこの格好のキアヌが動いていれば何でもいいというのが正直なところです笑
それだけでなく、現実世界の髭も髪も剃った姿になると途端に以前のネオっぽさが増してびっくりしました。
もちろんメイクの力もあると思いますが、トリニティ役のキャリー=アン・モスと併せて20年近く経っているとは思えない若さです。
その反対にナイオビやサティー、モーフィアスは大きく見た目が変わる分、作品内の時間が経っても再集結して一緒に戦ってくれるというアツい展開に拍車がかかっていました。
シリーズ新章<リメイク
公式には「シリーズ新章」らしいですが、とにかくシリーズの要素をたくさん入れてくれていてリメイク的な印象が強かったです。
「銃だ。大量の銃だ。」というセリフやデジャブの要素、序盤の青い薬と赤い薬のくだりなど多くの場面が過去作と重なります。
モーフィアスとのカンフー対決は昔に比べて映像も相当豪華になっていてニヤニヤが止まりませんでした^^
こういったシリーズファンに向けたサービスがしっかりしている分、今作から入る新規勢への配慮は完全に削っていたように思います。
20年越しの恩返し
前作でトリニティが死んでしまったのがかなりショックだったので、私としてはネオとトリニティがハッピーエンドで終わってくれたのが一番嬉しかったです。
ネオとトリニティで救った人々(機械)が力を合わせて二人を救ってくれる恩返し的展開は王道ではあるものの、ほぼ20年越しに報われたヒーローが最後に飛び立つ姿は猛烈に爽快でした。
快適な仮想世界か現実かという問いがシリーズ通してありますが、偶然にもフィクション(仮想世界)での20年より現実の20年が心を打つ点で勝ることを実感しました…
最後に
退場する人物がほぼいなかったのが意外でした。
「新章」と打ち出していますし、続編のためにキャラクターを残したのかもしれません。
ただ、キアヌのインタビューによると続編制作の可能性は低いみたいです。
ハッピーエンドで単に後味よくスッパリ終われるようにしただけな気もします。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
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