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1か月半漢検1級チャレンジ

こんにちは!
とある女子大学院生です。

修論が終わってから約1か月半,漢検1級に挑戦していました!!

というのも,中学の卒業文集か何かに「英検と漢検,両方1級取る!」と書いたんですね。「当時の自分に報いたい」というモチベーションだけでやってみることにしました。

1か月半の間だいぶガチで勉強しまして,熟語と訓読み1500個以上,四字熟語200個,当て字300個を詰め込みました。
最後2週間は,6時起き24時半就寝という受験時代よりきついスケジュールで…。寝ようと目を閉じたら,その日覚えた漢字が走馬灯のように頭の中を駆け巡って寝れない,なんてこともありました。軽く地獄。

で,やってみてわかったんですが,1級の内容って,見たことない漢字と聞いたことない熟語が9割5分を占めるんです。というか,辞典にさえ載ってない言葉のオンパレードなのです。
脳内のミルクボーイが「あーーありがとうございます」「いま,漢検1級の知識をいただきましたーー」「こんなんなんぼあってもいいですからねーー」と言っていました。笑
知識があって困ることはありませんが,まじで使い道のない知識,それが漢検1級なのです…。


とはいえ,それなりに楽しめることもありました。

たとえば,「禍棗災梨」という四字熟語。カソウサイリと読みます(「コロナ禍」の「禍」ですね)。

意味は,「無用な書物を刊行すること」だそうです。

…は?どういう…?どんなときに使うねんそれ…?盛大なディスりですよね…?
ってなるじゃないですか。

ところがですね,私去年の夏にレポートのために田辺元の『種の論理』という哲学本を読んでいて。全っ然意味わからんくて,「こんな個人的解釈メモみたいなもん出版してくれるな…!」と憤っていました。
しかし!!もしやこれぞ「禍棗災梨」!!あのときの感情は禍棗災梨やったんや!!と。漢検の勉強中で一番の発見でした。笑

他には,「西施捧心(セイシホウシン)という四字熟語。「美人が痛み苦しむさま」という意味。
…いや作った人の癖出すぎじゃない?後世まで残ってしまってるけど大丈夫??作者は今頃天国で奥さまに怒られているのではないでしょうか。笑
今も昔も「カワイイは正義」ってことですかね!


さて,気になる結果ですが。

\確実に落ちた!!!!/

合格点が8割なんですけど,3割取れてないくらいじゃないかと思います。
ねぇ??1級えぐいでしょう??笑

合格率10%前後なのですが,漢検1級にはリピーターなる人々がいて,1回受かっても何度も受けて満点目指したりするらしいんですね。
そういう方のブログ読んでると,辞典に載っている熟語は「解けて当然レベル」に分類されるそうです。
ねぇ??1級えぐいでしょう??(2回目)

思うに,漢検1級は『文化系SASUKE』なのではないでしょうか…。
SASUKEに一生懸ける人,めっちゃめちゃすごいけど,自分は家を改造し毎日指懸垂に励む日々は送れん…。ってなりません…?
それと同じで,1級を全クリできるほどの知識を覚え続ける毎日は私にはできなさそう。覚えても使う機会がないんやもん…。(あああ失礼なこと言っている気がするな…。笑)
これが炎上したら,「駟も舌に及ばず」ってやつ。「一度口に出したことは取り消せない」って意味です。(おお使う機会があった!!!!)
かくいう私も英検1級とか通訳案内士とか取ったので,盛大なブーメランというかどの口が言うてんねんというか,「同じ穴の狢」というやつかもしれません。(おお使う機会が(以下略))


最後に,勉強した中で好きだったことわざをひとつ。
「洒落るには金がいる,じゃれるには暇がいる」。語呂良くてなんかとても粋!!


以上!それではまた!
とある女子大学院生。

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