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caseExtra-01 :日記

第二十九回文学フリマ東京【入場無料】
2019/11/24(日) 11:00〜17:00
・会場: 東京流通センター(キ-41)
・詳細: https://bunfree.net/event/tokyo29/

上記に参加することになりました。

ただ今この時点でもまったく現実感がございません。本は学生の頃に狂ったように読み漁っていた時期がありましたが、ここ数年はとんとご無沙汰でしたし…「誰かが読む前提の文章」を書くなんて思ってもみなかったのです。

「それが本書いちゃうんですって。現実感を持つ方が無理あるんじゃない?無理あるよね?うん無理だよ無理」と最近毎日のように自分で自分を慰めている次第です。

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自分は人よりも特殊な経験をすることが多い生活ですから、悲しいことに書くネタ自体には事欠きませんでした。色々とフェイクや創作を混ぜながらとはいえ、それぞれの話にモデルが存在します。

そういった人間たちをこれまでは「客」として扱ってきたわけなので、その背景や状況を振り返る機会もなく、書くにあたってはかなり複雑な気持ちにもなりました。自分のことすら「ああ、こういうことだったのかもしれないな」と書きながら理解したフシもあります。

例えば、狩尾への気持ちが一瞬で変わってしまった「子供への対応/関わり方」。あれは当時は分かっていませんでした。

また書籍版の方で書いたのですが「松澤編」では少し、過去のことを思い出す機会にもなりました。…あ、松澤というのは狩尾編で別宅前で張り込みしてた男のことです。

今回本作りに協力してくれた方が「ものを書くってのは時として自分の傷をえぐることなのだ!」と言っていた意味が実感として分かった気がします。

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noteで書き始めたのが4月中旬でして、毎週土曜に更新するといいつつ出来たり出来なかったりで7ヶ月ほど経ってしまいました。

10月はほとんど更新できていなかったのにも関わらず、一部の方から「楽しみにしている」と言ってもらえていたことが本当に嬉しくて、書いたりサボったりしながらも続けていたのだと思います。ありがとうございます。

当然、本にしたわけなので「狩尾編」は書き終わっているわけですが、せっかく当日買ってくれる方のためにも、更新はちょっとだけ後ろ倒しさせてください。このnoteも何も言わずに、更新スルーもいかんだろうと勝手に思って書きました。ごめんなさい。

ではでは当日来ていただける方は楽しみにしています。

来れない方も「こちら」から書籍版/電子版それぞれ好きな方で手に入るようにはしますのでお待ちください。

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