トーア

謎の人、トーアさんの私小説。信じても信じなくても、全てフィクションということにしてもらえると助かります。当然、noteの内容についての質問は一切受け付けません。
    • 黒猫と金貸し 03
      黒猫と金貸し 03
      • 2本
    • 1話完結
      1話完結
      • 2本
    • 黒猫と金貸し 01
      黒猫と金貸し 01
      • 24本

case03-03 : 黒い面接官

その少女(?)は背中をまるめ、外敵を警戒する小動物のように、入り口の外からキョロキョロと店内を覗き込む。 席から「前を見て」とメッセージを打ち込んで送ると、少女…

case03-02 : 濃紺の道化師

ふぅ…とタバコの煙が夕暮れ時で朱色に染まった空に、ふわりとかかる。海沿いの倉庫裏の一角。設置型の大きな灰皿にタバコを押し付けると、隣にいた現場の責任者に声をかけ…

インタビュー

~某日某所~ (ヴヴヴ…ヴヴ…) 「あーあーテストテスト。 全生命体共通-脳神経伝達回路を通じ、お送りしております。さて、このたび地球上の全生物と意思疎通をおこない…

case03-01 : 道化師からの手紙

2月。時刻はまだ午前中。 窓越しに見える通りには、行き交うサラリーマンの姿が目立つ。 お気に入りのファミレスの、お気に入りの日が差し込む窓際ソファ席で注文が届くの…

case01-23 : 黒猫

5月になっていた。 狩尾と出会った冬からもう既に暖かな季節に移り替わり、木々は青々とした葉を揺らしていた。 狩尾の別宅を訪れた翌日、約束された額が振り込まれて…

case01-22 :幸福

「そ、そんなこと言われても事情が分かりませんし関係のしようがないですよ!」 今井が俺が肩に置いた手を、身をよじるように振りほどき声をあげる。 「狩尾さん、今井さ…