札幌記念 枠前展望
近年の札幌記念を振り返ってみると、10年の内4年で牝馬が勝利しています。
これは何も札幌記念に限った話ではなく、「夏は牝馬」という格言がある通り、この時期の牝馬はパフォーマンスを上げる傾向にあります。
一般的に性別による能力差が少ない芝の短距離ほど夏は牝馬の格言は有効ですが、札幌記念が行われる札幌芝2000mも例外ではありません。
しかし、牝馬にとって芝2000mというのはかなりタフな条件です。
特に札幌芝2000mは最初のコーナーまでの距離が長く、レース前半からペースが上がりやすい舞台。つまり、より一層タフな舞台設定になります。
そこで牝馬の中でも距離適性が長めの馬がねらい目。特に牝馬限定重賞の中で最長距離となるオークスで馬券になった経験のある馬の好走が目立ちます。
昨年であれば2着のラヴズオンリーユーはオークスで勝利経験のある馬。一昨年の3着ラッキーライラックはオークスでも3着になった馬です。
近10年で振り返ると該当馬は7頭おり、内5頭が札幌記念でも馬券になるという高水準。
残りの2頭は4着だったヌーヴォレコルトと、次年度で3着に巻き返したホエールキャプチャであり、実際には全頭が札幌記念でも適性を示したということがわかります。
そもそも、定量戦で行われる札幌記念はG1馬が斤量のハンデなく出走できる舞台。過去にG1でも能力を示してきた馬が好走しやすいレースです。
さらに札幌は東京コースに次いでコーナーが大回りなコース。小回り適性はほとんど求められず、東京のように長く脚を使うことができる馬でも好走しやすいコースです。
以上のことからも札幌記念でオークス好走経験馬が適性を示すという仮説はリーズナブルといえます。
今年もオークスで馬券になった馬、すなわちウインマリリンとユーバーレーベンが好走する可能性は十分あると考えます。
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