【回顧】ラジオNIKKEI賞 ブレイキングドーン他

勝ちタイム:1:49.8

ラップ:12.6 - 11.1 - 12.2 - 12.6 - 12.5 - 12.3 - 12.4 - 11.9 - 12.2

芝不良。朝から猛烈な雨でダートには水が浮いていた。当然芝も不良となり、時計がかかっている。とくに芝コースは内が大きくあれ、外の伸びが秀逸だった。内目を通ってきた馬の評価はしっかりとしなくてはいけない。

レースはダディーズマインドの逃げ。たんたんとしたペースで35.9-36.5。ペース的にはミドルペース判定だが、L2ハロンはしっかり加速できている。とはいえ最後のラップは差し馬の刻んだラップであり前にいった馬はMペースにしてはきつかったのではないかと思う。


1着 ブレイキングドーン

田辺騎手 「乗るのは初めてでしたが、何度か一緒に乗っていましたし、そういったレースを見ながらいろいろと考えていました。馬場の悪いところに押し込められるのは嫌だったので、外枠を引けたことは良かったです。直線に向くまで余力がありましたし、後ろから差される感じもありませんでした。これまでも強い相手に善戦していたので、力があることは分かっていましたからね。結果を出せて良かったです。これで賞金加算ができて大きいところに出られるチャンスも出てきましたし、この先も頑張ってくれると思います。」

いつも通りスタート遅いも田辺が促して中段後ろまでつける。道中は外めを進出もすごい手応えのまままくるように直線。最後までのびきって待望の重賞勝利となった。


盲点でした。。。この馬はどうしてもポジションが取れないので舞台適正的に厳しいと思っていたのですが、蓋を開けてみれば当日は外有利馬場。展開面や馬場が向いたにせよ完勝でした。

まず状態面ですが非常によかった模様。担当調教助手も「ここで勝たなければどこも勝てないと思う」とおっしゃっていたように自信に満ち溢れていた。走法は重心が低く、今の重い馬場は弥生賞からわかるように向いている。チークピーシーズを外して走るようになった点からも精神的な成長もあった。

もともと能力は認められていた馬なのでとくに驚きもしないが、ポジションを取れないからと切ってしまった自分を反省したい。少なくとも当日のレースを注視していれば馬場傾向から差し馬有利の展開は読めるはず。その中で予想を変更しきれなかったのは痛かった。

ただ、やはりスタートが安定しないのは事実。父ヴィクトワールピサは良馬場かつ東京や阪神といった大舞台向きの種牡馬だがこの馬は逆。どうしても一級戦相手では使える脚の長さに課題を残すので少なくとも現時点ではすこし足りない。今回のように馬場が渋るなりと今後も条件がつくと思う。次走は菊花賞だと思うので最後の1冠に期待したい。


2着 マイネルサーパス

柴田大騎手 「枠を生かして上手な競馬ができました。道悪はあまり得意ではないので、道中は抱えながら。そういう意味でも内枠は良かったですね。ただ、今日は相手が一枚上でした。」

抜群のスタートで好位のインにつける。手応え抜群のまま直線に向くとバイアスを無視した内から猛烈に差し込む。しかし最後は勝ち馬の脚には及ばずの2着となった。

予想にもあげたようにまずきんもくせい特別がハイレベルであった。なのでこの馬の好走には驚かない。馬場バイアスにも完全に反しており、一番強い競馬をした。この馬の好走条件としてある程度あがりがかかることが求められる。なので間違いなくローカル向きだ。そして柴田騎手のコメントから「道悪は得意でない」とあるように、レコード実績からもきれいな馬場のほうが能力を全開できると思う。内枠もよかった。人気にかかわらず能力はすごいと思うので適正条件であれば積極的に買っていく。


3着 ゴータイミング

武豊騎手 「折り合いに専念して終いに賭けました。よく伸びていますが、小回りの16頭立てだった分の差でしょうか。それでも力のあるところは見せてくれました。」

道中最後方から直線追い上げ3着に滑り込む。

いかにも展開、馬場がむいた感。とくに言うこともないが今後も人気する馬だと思う。近走は折り合っているが基本的には2000までがギリギリだと思うので、延長時は軽視したい。


以下、気になる馬だけピックアップ

ダディーズマインド→強い。馬場バイアス無視の逃げでタンタンとしたペースもしっかり直線で加速している。いい負け方で馬券的には今後も信頼できると1頭。厩舎的にも休みあけははしらないイメージなので、次走以降注目。

アドマイヤスコール→まず前走は確実に距離が長かったので度外視。今走はスタートから多少かかる感じで典さんはうちに入れる。その後最内をついてポジションをあげるもバイアス無視の騎乗。最後はじりじりと伸び5着。結果論だが枠をいかして外を回せばワンチャンあったと思う。しかし、気性面から典さんも考えて馬の後ろにいれようとしたように見えたし、このへんは仕方ないのかなと。2000mまでの距離なら全然やれる。コーナーの加速があまりうまくないので小回りは本質的にむかないかも。父ディープブリランテ産は中京、新潟、阪神、京都の順に成績がよく、直線が長い方が力を発揮しやすい。

ヒルノダカール→道中少しずつ後方にさがるもコーナーでおいだし直線。ふらふらしたりノメったりと競馬になってない。やはり道悪がきつかった模様。能力は認めているので次走注目。

ヒシイグアス→そもそも強いと思ったことがないのであれだが、道中の感じから今の馬場ではきつそうだった。手前変換がへたくそで、本来はもっとうまくやれると思う。戸崎とかルメールとか乗せてみたい。

ディキシーナイト→マーフィーは距離延長でっていってたけど、この馬スタミナはないのでマイルがベストだと思う。

インテンスライト→最内追い込むもながれこみ。もうすこしやれる。現級は勝てる。

ランスオブプラーナ→何しにきたの?おさえて終了。ピッチ走法の馬で、高速馬場スロー逃げぬけだしタイプだよ。こうゆう馬は常に人気なくなるので展開向きそうなときは積極的に買いましょう。



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