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IT部門の行く末

WSJの記事「会社のIT部門、なくすべきとき」によると、会社のIT部門はタコつぼ化し、今の時代にそぐわなくなっている。IT部門を無くしてそれぞれの業務部門がITを推進する機能を担うべきという論旨である。WSJなので米国での現状を物語っているで、まったくもって正論であり、実現できれば理想的だ。常々感じるが今のITは昔の「読み書きそろばん」と同じレベルでビジネスマンならば誰でも使えなければならない必須要件である。世間を騒がせる45歳定年議論も日常の風景になった希望退職の募集も、このIT部門なき会社に向けて、IT弱者の社員を追い出している側面もあるような気がしてならない。しかし現実問題として少子高齢化で若年人口が減り続ける時代に企業はIT人材を採用していけるのだろうか。とてもではないが、IT部門なき会社を成立させるほど採れるとは思えない。必ずしも「若い=ITできる」ではないと思っているが、私の思い違いだろうか。

さて、いっぽうで、岡田斗司夫の「2011年10月16日同志社大学講演
、毎月50回転職する時代、月3万円の仕事を10個つくれ」というYoutubeの動画見るとGAFAによって今就いている仕事がいつ無料化されるか判らない時代にはリスク分散のために小さな仕事を多く持つ必要があると説いている。

この2つの話は実に矛盾していて、一方で人手不足で、一方で職不足の格差社会の話として、繋げられることになる。要はこれから就職する人たちはキリキリと学校で(ビジネスの)ITを勉強して「IT部門なき会社」に入れば良いという結論なのだ。

こう考えると、なんとなくすべてが繋がって未来が見えてきた気がする。具体的にはスマホはなるべく使わず、パソコンを使うべきだ。スマホやタブレットだけではITサービスを提供する側になれないのは明らかだからだ。今後はこの例の話をしてITスキルの習得を奨励することにしようか。

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