
カメラは僕にとってコミュニケーションツール
はじめまして、フォトグラファーの花村です。
noteはじめました。用途のほとんどは写真とデザインに関するnoteを読むこと。というもの、普段は自分のサイトでブログを書いているので、「ここで何を書こうか?」と悩んじゃう。このまま先人のアウトプットを受け取るだけでもいいじゃないか、と。
でも、ふと「書きたい」と思ったので書いちゃいます。
(そういえば、noteはテキストの行間、余白の設定が絶妙で読みやすいですよね)
カメラとは?
フォトグラファーにとって「カメラとは?」という想いを持っている方はいるでしょう。千差万別だと思いますが、極論持ってなくてもいい。それが個性だから。
僕はもともとIT畑の人で「このままの人生なんかちがう!」と37歳で辞めて、今はフリーランスのフォトグラファーの2年目。40歳イケイケゴーゴー。
写真は昔から趣味でやっていて、ある日友達が「僕を撮ってください!」と言ってくれました。びっくりしました(笑)以来、Facebookを通じたつながりから人を撮るようになり、それが楽しくてメインの仕事になりました。ありがたいです。
で、たくさんの人を撮ってきて気づいたのがタイトルの「写真は僕にとってコミュニケーションツール」です。
人間関係は心理学用語でいう「投影」です。撮影では投影が如実に現れます。被写体はカメラを見ているのではなく撮っている僕を見ています。僕が不機嫌にしていたら素敵な表情になりませんよね、プロのモデルさんならともかく。
投影とは「僕のゴキゲンも被写体に影響してしまう」ということ。だからこそ、僕がゴキゲンでいることと、その人がゴキゲンでいることはとても大切。これは普通のコミュニケーションでも同じ。
僕はカウンセリングもできますから、撮影しているときは自然と相談を聴いたり、「それすごいね!」とその人の「素敵」を刺激することもあります。気がついたらそうやって撮影してきたんだよね。
その人の 「素敵だね!」「それすごいね!いいね!」を引き出す。無理やりじゃなくて自然と。引き出されると被写体も僕もなんか嬉しい。なんか気持ちいい。僕自身、お話するのが好きだし、こんな撮影スタイルがあってもいいと思うんです。
僕の撮影は会話が中心だからこそ、カメラはリアルなコミニュケーションをするためのツールなのです。もちろん、無言だからこそ伝わる「想い」もありますから、ときにそうすることもあります。
「被写体 - カメラ - 僕」という関係性のセッション
被写体であるお客さんとは会話を中心にセッションになることもあります。だから、僕はポートレイト撮影とは呼ばずに「フォトセッション」なんてメニューにしてます。(友達はリトリートに合わせて「フォトリート」なんて言ってくれたり)
セッション(的な関わり方)の対象は人物だけでありません。風景やスイーツなども無形有形さまざま。もちろん、無形に対して実際にお話するわけじゃないですけどね(笑)
でも、僕はカメラを通じて「そういう関係性」を味わっていきたいんだなぁと思っているんです。うん、今のところカメラはやっぱりコミュニケーションツールだな。
よかったら、みなさんにとっての「カメラとは?」を聴かせてください。