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Footwork & Network vol.22

Footwork&Network、略してF&Nは「出会った人」を紹介することを通じて、自らの越境活動について書いていくマガジンです。前回は研究室のメンバーについて紹介記事を書きましたが、今回は大学の外、学生たちが越境して出会った人や活動について書いてあります。

【お金以外の価値を"実験"する鬼丸食堂】

◆食堂でつくっていたのは/あべちゃん

鬼丸食堂のイベントも終わりに近づき、三豊に住むお客さんが笑顔で帰っていきます。心地よい疲労感に包まれて、食器の片づけをしつつ、ほっとしている自分がいました。ほっとしたのは、「無事に終えることができた」と思ったから。それはつまり「失敗しなくてよかった」と成果を気にする自分の存在を強く感じたのです。思えば、私はいつも「失敗してはいけない」と自分に呪いをかけて、成功しそうなことにしか手を出してきませんでした。


◆食事から縁を/おぜん

実際一緒に行動させていただくと、食材選びから献立作成もその場で決めている。綿密な計画ではなく、その時の出会いや発見から得られるものを食事に込めているようだった。その時その場でやっているため、時間との勝負をすることや時間になってもバタバタすることが多いがその場の判断でのやるというのは、そのイベントや食事をより良いものに工夫していると感じるため、一緒に活動してて面白いし、参加者への気持ちが入っていて、参加者もうれしくなると思った。


◆人と人は、心と心/ののか

今回は出張鬼丸食堂ということで、買い出しから一緒に同行した。三豊市にある産地直送、精肉店、スーパー、パン屋など10以上の店を廻り、地元のものにこだわって食材を調達した。買い物をしていく中で、どちらがいいか迷ったり、何かわからないことがあったりすると鬼丸さんはすぐにお店の人に聞きに行くのが印象的だった。お店の人との会話を通して、おすすめのものや美味しいものを知り、さらにはその土地の特徴や良さを知ることで、料理の内容やお客さんとの会話の内容に活かされていた。人とのコミュニケーションが料理やイベントのスパイスになっているように感じた。


【その他の越境(保護犬/教育/エシカルファッション)】

◆Tシャツを買って、/グラ

実際に保護犬と暮らしていらっしゃる Dog Shelterのスタッフさんと話すことで保護犬保護猫の現状を知ることができた。
悲惨な現状を知って自分にできることはない、これは自分の問題ではないと動かないでいることもできるし、目を背けずにスタッフさんたちのようにきちんと向き合うことができる人もいる。しかし、Tシャツを買ったことやスタッフさんの何気ない言葉は傍観者であった私を向き合う側へ一歩近づけてくれた気がする。


◆生徒から学ぶこと/あさ

特別授業の一環として青春基地とコラボするという企画をSさんが持ちかけたということだった。私は気軽な気持ちで参加してみたものの、生徒たちがのびのびと感性を表現する姿に新たな教育の価値を感じたことを伝えた。するとSさん自身も、子供たちの学びの場について色々考えていることがあり、そうした自由に感性や創造性を発揮できる学びの場を提供することに重きを置いているように感じた。


◆輪の広がり/なつ

稲葉さんと最初に出会ったのは、4月のゼミであった。オンラインで、鎌倉にあるえしかる屋の店内をゼミ生に紹介してくれたのであった。それまでの私は、「エシカル...?聞いたことあるような?環境に良い商品だっけ?」といったように、稲葉さんの話を聞くまではエシカル商品に対して全く目を向けてこなかったことに気づいた。


【ゼミ生紹介】

◆「自分」だけじゃなくて/あすか

この、自分を軸に考えるのではない視点は、創くんのフットワークの軽さにも関係しているのかもしれない。自分という軸を一度忘れ、全体の様子を俯瞰で見てみると、創くんのようにその空間の中で足りていないものや困っている人の様子が見えてくることがある。そこに手を伸ばし、どうにかその人たちのためにこの環境をよくしようと試みることは、自分のいる環境が過ごしやすくなることでもある。


◆まだまだ知りたい/かのん

この時とても驚いたことがあったのだが、長岡ゼミを志望する私が、説明会の先輩を覚えているのは当然であるが、じゅんりは説明会に参加した顔出しをしていない一個人の私のことを覚えていたのだ。今でも初めて不安を抱きながらゼミに行くと、じゅんりが笑顔で話しかけてくれた時のことがすぐに思い出せる。


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