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中高一貫という環境

公立学校の中高一貫が増えているというニュースを目にしました。学校に行く行かないも含め、多様な選択肢が用意されている世の中で、どのような選択をしていくかは難しいですよね。

今回は生徒本人にどのような影響があるか、「中高一貫」「中高別」という2つの選択肢でのそれぞれの良いところを考えてみました。見方によってある部分は良いところにも悪いところにも見えるので、そこはポジティブに捉えます。

考える上での前提

学校自体の環境の良し悪しを考慮すると複雑になってしまうので、あくまでも「中学も高校も同レベルの普通の学校」という前提で考えます。

中高一貫の良いところ

・中3から高1で流れが途切れない
いわゆる受験が無いため、中3の年明けぐらいからのあまり勉強しない期間であったり、中3の夏の部活の引退だったりという、「一旦途切れる」ことが無くなることで、継続して物事に打ち込むことができます。

・長期的な環境に身を置ける
環境に馴染むのに時間がかかるタイプにとって、3年間は意外と短いもので、ようやく慣れてきた頃にもう卒業ということがあります。そういう子にとっては、本来の自分を出せたり、実力の真価を発揮できる機会が生まれやすい「後半戦」があるのは良いですね。

中高別の良いところ

・世界が増える
大人になると「学校というコミュニティに拘らなくてよい」「なんで子供の頃はあんなに学校に固執してたんだろう」なんて達観してくるものですが、そうは言ってもやはり子供にとって学校は「世界」なのだと思います。大人は「中学の頃の友達」「高校の頃の友達」という言い方はしますよね。また、それぞれでの自分のポジションやキャラクターも多少違っていると思います。そういった「世界」が複数あることは自分の「可能性」を広げてくれると思います。

・区切りというイベントの経験
環境が変わったり大きなイベントの経験はとても刺激があり、人を成長させます。「厨二病」という言葉もあるくらいの多感な時期に、最上級生、部活の引退、進路を考える、受験、合否発表、卒業、別れ、入学、出会い、、、なんてものを経験すれば、その相乗効果は抜群です。たくさんの思い出が生まれるでしょう。

まとめ

中高一貫は私立で経済的にハードルが高いものでしたが、公立でも増えてきたということで、選択肢として含めてみるのもアリではないでしょうか。今回考えた部分と別の観点は多々あると思いますが、本人の想いや特性に合った環境を選べることが一番ですね。これからも多様な環境が増えていき、未来の可能性を広げていけることを願います。

それでは。

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