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絶望的に英語が苦手な人でも英文をそこそこ読めるようになる方法(1)

こんにちは。大手予備校講師で『世界が広がる英文読解』(岩波ジュニア新書)や『英文法基礎10題ドリル』(駿台文庫)などの著者でもある田中健一です。

今回から全3回で「英語? 無理無理! あんな宇宙人の言葉!」レベルで苦手な人でも英文をそこそこ読めるようになる方法をレクチャーします。

まずは次の英文を読んでみてください。

Under the strong influence of the philosophical system of Leibniz and Wolff, Kant began to doubt the basic answers of past philosophers.

Immanuel Kant / Simple English Wikipedia

かなりややこしいですね。これがなんと劇的に読みやすくなる「魔法」があります。修飾語をカッコでくくるのです。次のようになります。

まだ読みにくいですか? わかりました。修飾語の部分を消してしまいましょう。

これならどうですか? 単語を知っていれば,この英文は「カントは基本的な答えを疑い始めた」の意味だとわかるでしょう。

英語に限らず,文の理解で重要なのは「主語・述語」と「修飾語」です。主語・述語を木の幹だとすると,修飾語は枝葉です。枝葉を取り去ってしまっても柱の部分は理解できるというわけです。

ここで問題になるのは「どの部分が修飾語なのか」を判断する能力ですが,これにはある程度の英文法の知識が必要になります。地道に,少しずつ勉強していきましょう。

独学がしんどい人はnoteメンバーシップ「世界が広がる教養教室」でサポートします。一緒に学びましょう!

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大手予備校英語科講師であり『世界が広がる英文読解』や『英文法基礎10題ドリル』などの著者でもある田中…

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