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原点回帰は本当にいいのか?

昨日(5月11日の記事)はベーシックラインがどのようにして、原点回帰までの道を辿っていくのかブランド立ち上げからベーシックライン形成まででしたが、今日はその続きです。

読まれてない方は先に読んでみてください。
話の流れがスッとわかります。


原点回帰した先へ

ではでは原点回帰して売れるブランドには必ず信者化されます。
この信者化されたファンはかなり最強です。

確実にブランドファンはベーシックアイテムもココで揃えたいと手にとってくれていたからです。(売上に直結します。)


でもそれすらも徐々に少なくなっていき、最近ブランドのベーシックラインはどこも大苦戦を強いられています。

そして、これからは二極化が進む事が予想されます。が現在にのブランドを少し整理してみました。

①ゴリゴリにいいデザインやいい革で作り込まれ、衣服が好きな方に向けてのブランド品か。

②定番アイテムをいかに良く見せることができるのか。(ここが1番危険ゾーン)

③安いけれども、合わせ方が自由なベーシックライン

その理由を説明していくよ。

やっぱりここにきます。
これからの日本は貧富の差はどんどん広っていくことが予想されていますが、多分この未来に向かっていくのではないかと推測しています。

では、アパレル業界はどのようになっていくのか、素材の差別化は難しく、加えてベーシックな形とデザインだけで売っていくのにお客さんはもうお腹一杯一杯で衰退していくでしょう。

あと、これから未来背負ってくれる人の少なさが上げることができが、それは後ほどお話しします。

そうなると何らかの価値訴求ができる独自性で売上を作ってきたけれども、これからアパレルブランドが生き残るのはむちゃくちゃ難しいです。

既に構築しきっているブランドネームなどがあれば生きながらえることもできるでしょうが、本質的な魅力がない限り売上はどんどん衰退していきます。


本当に良いだけが残る
さあこれから未来の人がアパレルの門を叩くこともものすごく少なくなりました。
実際にアパレル業界への就職は年々減っています

今年の新入社員は高校生のみです。
衣服に夢を感じないや、好きだけどそれで食べていけないと感じる学生が増えた結果ってやです。

かなり、悲観的な話の仕方をしていますが、実はこれで良いのではないかと感じています。

減っているのは殿様商売をやってきた大企業の話であって、アパレル全体の話だけと売上は激減しているわけじゃないんです。
つまり、売れているところは売れているし、売上が減ったところが、減ったというシンプルな現象になっただけのことです。

お客さんも買い物仕方が非常に上手く、ベーシックなアイテムはファストファッションで買う。
ブランド品は特異性のあるものと振り分けが始まっているだけ。
なので、中間層のブランドの売上が落ちだけのことです。

同じような商品を乱発したって仕方ないんだから、ブランドはブランドらしく自社の魅力をとことん追求すれば良いのにも関わらずやらないから売上が落ちた、本当に良いものだけが生き残る時代になっているわけです。(人もそうなっていくと思います。)

片手間で作ったベーシックライン(他社のコピーせた様な商品)で小銭を稼いでいたのがなくなるだけです。
つまり②のブランドはどんどん無くなっていきます。
③のブランドも良くなり、②の商品と引けを取らないようになってきています。


プラスに捉えて

それにブランド側にしたってこれは成長のチャンスになるのではないでしょうか?

脳みそを回さないでいつまでもベーシック品や過去の産物商品などにゴリゴリにしがみついているのに、おかしいなー売れないなー去年は売れたのになーなんて言ってるブランドは山ほどあります。(呑気すぎる

多くのブランドがなくなっていくわけですから相対的に自社の価値は上がっていくはずが、今生き残っているからといって油断はできません。
沈みかけそうな船は多いはずです。

それならば生き残るために何をすべきか?
自社の魅力とは一体何なのか?
再定義すれば大きく成長することだって出来るはずでしょう。(新しい価値を作で原点回帰商品作ろうは大きな間違いです。)


誰かにとって悲観的な状況は他の誰かにとって楽観的な状況なのです。
裏で高笑いしている人がいるのは確かです。
高笑いして人がいるのはピンチはチャンス、捉え方さえ間違えなかった人達です。

アパレルはとても良い転換期にいると言えます。

学生や新しく入ってくる人はこれを抑えて置いて欲しい


ここからは誤魔化しなどは一切なく、厳しい言い方になるかもしれないけど、本音を言うと、衣服は好きだけどアパレルは食べていくのはしんどいからと思う人はファッション業界に来なければいい。

こういう考え方をしている人は替わりがきく人なのでこない方が賢明判断です。

アパレル業界の平均給与を見てこれじゃあかんなと考えて他業界への就職を考えるならその人はそれでOKです。(判断は正しいかどうかはさておきね。)

自分が好きで夢を持って進む業界なのに平均給与を見て諦めるのか僕にはあまり理解ができません。

平均給与言っても平均です。

自分が他人よりも大好きなことなら平均になるわけないじゃないですか。(やり方無限にある)

好きなことだからこそ切り開いて自分で開拓していく必要性があり、前のめりになれば良いわけです。

心の中で、平均を見ておおまかな自分の給与を判断する人はつまり平均程度の働きしかしないと自分で思っているわけです。

それではもったいないですが、ブランド商売が成り立たなくなっていくことでこういった半端な人材を選り分けできるのだからアパレル業界にとっては丁度良いことです。(そういったおじさんたちにも響くといいな〜)

ここのブランドかっこいー!し働いてみようかな?って言いながらも平均給与を見てやっぱり商社にしよーっとと考える様な情熱皆無な人がいなくなるのですから素晴らしい業界になっていくことに希望を持っています。

あらゆる面でアパレルは変わっています。
ブランドがベーシック品を作らなくなったことや、新しく入ってくる人が減っている話しはアパレル業界の幹から繋がる話になってきます。

アパレルの転換期は始まり加速化していくことになります。「


その時にどうするのか先を見据えて行動していかないといけない時がやってきているということに気づかないといけない時ですね。

それでは〜

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