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Webサイト作成|SEO対策実践編のサイト設計 施策について

SEO対策については「TANOSHIKA HP作成」サイトにも詳しく掲載しています。
前回、noteでSEO対策入門編を書きました。これです。
今回の記事では、SEO対策実践編のサイト設計について書いてみます。
情報元は『「SEO対策」・超入門2022』 滝口健太郎著 です。

1、モバイル対応でサイトを作成する

まず、サイト設計の前提となる知識の確認になりますが、現在インターネットユーザーの約7割がモバイル端末での利用と言われています。
そのため、サイトをモバイル対応で作成するのは、ユーザビリティを考慮した観点から必須となっています。モバイル端末に対応していないサイトではSEO対策はできないと言ってもいいでしょう。
実際、GoogleはそのWebサイトが「モバイルフレンドリー」かどうかという尺度でサイトを認識しており、モバイルフレンドリーでないサイトについては検索順位を下げる措置を取っています。
モバイル対応のサイトを作成する場合は、WordPressでサイトを作成するか、HTMLで作成する場合にはレスポンシブデザインで作ることをお勧めします。
大規模なSEOを行うにあたっては、それなりの高い頻度でページをアップロードしていく必要があるので、サイト規模が50ページ以上になるような場合にはWordPressの方がいいでしょう。

2、サイト設計の基本はキーワード

SEOを意識してサイトやブログを 設計する際には、キーワード主導で設計するということが非常に重要です。
通常、事業者のホームページは、
・トップページ
・会社概要
・社長ごあいさつ
・実績の紹介
・商品やサービスの詳細
・料金表
・問い合わせフォーム
など、自社を売り込むための情報を中心に、自社の都合主導で設計されます。
このように自社都合で設計しただけでは、せいぜいSEO効果があるページはトップページだけ、ということになってしまいます。
アクセスを最大限に呼び込もうとした場合には、「キーワード主導でサイトを設計する」という考え方に基づいたアクセスを呼び込むためのコンテンツが必要だということになります。
また、2018年からGoogleは、「専門性・権威性・信頼性(E-A-T)」を重視するようになりました。
「専門性」を意識したサイト設計を行うためにもこの考え方は必須の考え方になります。
SEOを行うためには、サイトをキーワードマスターで構成する必要があり、そのような考え方がSEOのためのサイト設計の基本となることになります。

3、サイト設計の具体例

(1)関連キーワードを抽出する

サジェストキーワードツールから、キーワードを抜き出します。

(2)関連キーワードから検索者の属性を分類し、ターゲット層を決める

抽出されたキーワードをよく眺めてみます。そして、そのキーワードで検索した人の属性や傾向を、ザックリ分類していきます。
次に、このターゲット層をどこまで絞るか考えます。ターゲットをもっとも広くとる場合は、すべてをターゲットにします。
ここから、さらにニーズの分類をしていきます。

(3)サイトの設計図をつくる

★第二階層の柱を決める
絞り込んだキーワードのうち、ミドルキーワード(2語)としても、スモールキーワード(3語)としても繰り返し出てくるキーワードに注目します。
★第三階層のキーワードを抽出する
ここからさらに、2語キーワードそれぞれのスモールキーワードをサジェストツールで抜き出します。
次に抜き出したスモールキーワードの検索ボリュームを調べ、ボリュームが100以下など少ないものや内容がかぶるものを除外して整理します。
整理できたら、それらのキーワードは、すべて1キーワードにつき1記事で第三階層の記事にします。
★第二階層と第三階層のリンク構造を設計する
ここが設計上最も重要なのですが、第二階層のページから、第三階層すべてに対してリンクを貼ります。つまり、第二階層のページを、第三階層のサイトマップのような体裁にする。こうすることで、SEOのパワーを第三階層から第二階層に集中させます。
この部分は、Googleを過度に意識するのではなく、それぞれの記事がアクセスしてくれたユーザーにとってわかりやすく分類されているかどうか、ユーザーが見つけやすいかどうかを基準に分類するようにしてください。

(4)サイト設計のダウンサイズ方法

ここでは、個人でも作成可能な小規模な事業の集客用(リアルビジネス用)にダウンサイズする方法を解説します。
サイト設計の際に、まず、最終的に上位表示を狙うキーワードをミドルキーワード、もしくはスモールキーワードにしてサイトを設計します。
通常の企業サイト(トップページ・会社概要・ご挨拶・サービス紹介など)に加え、任意のミドルキーワード、もしくはスモールキーワードでの上位表示を狙ったセクションを設けるわけです。入口ページとして、スモールキーワードを狙ってしっかりとした記事を数ページ追加するだけで、アクセスが2~3倍に増えることもあります。小規模なサイトでは、すべてのページが第二階層横並びでもSEOが可能です。ページ数が少なければ、内部リンク構造をしっかり組めば、Googleも訪問者もそれほど迷うことなく巡回することができます。

4、内部対策

「内部対策」とは、サイト内部におけるソースの記述方法の最適化です。つまり、Googleのクローラビリティを高めてサイト内を巡回しやすくしたり、サイトの内容を正確に伝えたりするための施策をいいます。

(1)内部リンクの最適化【必須】

内部リンクとは、サイト内の各ページへのリンク(各ページ同士のリンク)を言います。サイト内リンクの貼り方は前述のサイト設計に基づいて、第一階層から第二階層、第三階層へと上から下に張り巡らし、さらに第二階層同士、第三階同士と横へも張り巡らすのが基本です。そうすることによってユーザーのページ遷移を助ける目的と、適切なサイト設計に基づいて構成されている旨をGoogleに伝える目的の2つの目的があります。どのようにリンクを貼るかに迷った際には、まず、とにかくユーザーのページ遷移をしやすくすることを第一に考えてください。

(2)titleタグの最適化【必須】

内部対策の中で最も需要なのがtitleタグの設定になります。
titleタグにはまず、そのページを狙うキーワードを含める必要があります。それによってGoogleに対してそのキーワードでの上位表示を希望する旨を伝える必要があるのです。
titleタグは、Googleの検索結果上にもスニぺット(SEOの世界では、検索後の結果ページで表示されるWebページの説明文を指す)のリンクとして表示される部分になります。

(3)meta descriptionの最適化【必須】

titleと同様、headタグ内のmeta descriptionには、そのページの要約文を適切に載せる必要があります。descriptionに記載した文章も、やはり検索結果のスニペットとして表示されるため重要な要素です。ちなみに、meta descriptionに類似するheadタグ内の設定に、meta keywordの設定があります。

(4)見出しタグ(h1,h2,h3…)の最適化【必須】

SEOを意識したWebサイトの本文は、基本的に見出しをこまめに使ってページ構成をGoogleに伝えます。
中でも重要なのはh1タグで、これはtitleタグと同様そのページで狙ってるキーワードを含めます。h1タグは1ページにつき1つのみ使用します。
本文で使うh2,h3…はいくつ使っても構いませんが、h2以降は入れ子状になるように使用します。入れ子にせず、横並びで見出しを付ける場合はh2のみをいくつも繰り返します。h2の中にさらに小見出しを付ける場合にはh3を使います。
理論上はh3の文章中でさらに小見出しをつけたい場合にh4を、h4の中で小見出しをつけたい場合はh5を使うことになりますが、ページ構成が複雑になりすぎるので、h3までにとどめることをお勧めします。

(5)XMLサイトマップを設置、送信する【必須】

XMLサイトマップを作成する際は、ファイル名を「sitemap.xml」とし、サーバーのトップページ(index.html)と同じ階層にアップロードします。そしてgoogleに「(ドメイン名)/sitemap.xml」とサイトを設置したURLを送信し、サイト構造を伝えます。これによって正式にGoogleに対してサイトの構造を送信し、把握してもらいます。

(6)キーワードの詰め込みは厳禁【必須】

meta discriptionや見出しタグ、画像のalt属性、またはコンテンツ本文内に、執拗にキーワードを詰め込む行為はペナルティにつながる恐れがありますのでやめましょう。
上位表示を狙っているキーワードは、titleタグとh1タグに1度ずつ記載し、他は自然にキーワードが出てくる分には構いませんが、不自然な繰り返しはマイナスですのでそのように心得ましょう。

(7)できればやっておきたい内部施策

★画像のalt要素を適切に使用する
★「パンくずリスト」の設置
★ファイルの読み込み速度を意識する。


最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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