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ホームページにアクセスを集めても何故問い合わせが増えないか?

集客できるホームページの作り方については「TANOSHIKA HP作成」サイトにも詳しく掲載しています。今回はホームページにアクセスを集めても何故問い合わせが増えなか?という問題について書いてみようと思います。これからホームページを作成される方、リニューアルを考えていらっしゃる方は参考にしてください。
《参考図書》
「お客様が集まるホームページの教科書」 狩生孝之 著 ビジネス・ベストセラー出版

1,ホームページ制作会社もホームページで集客できていないという事実

「ホームページを立ち上げて集客しましょう」といっている制作会社やコンサルタント会社はたくさんあります。ただし、ホームページ集客を訴えながら、ホームページ制作会社自身がホームページから集客できていないという事実が驚くほど多く存在しています。
ホームページ集客がすべてではありませんが、ホームページからの問い合わせを得る仕組みを持っていなければ、ホームページ会社としては説得力に欠けます。しかし、実際にホームページ集客ができている会社があるのも事実です。
ホームページから集客する仕組みを作るのが最も重要なのです。

2,アクセスアップに力を入れてもなぜ反応がないのか?

ホームページ集客』を考える際に必ず出てくるのが『アクセスアップ』です。
アクセスを集めることの関しては必須要素にはなりますが、アクセスありきの考え方をしていると失敗してしまいます。
アクセスを集めようと思えば手段はたくさんあります。時間かお金をかければ、いくらでも集めることができます。でも、集めたアクセスが有効に使われなければ無駄になってしまいます。これはホームページに「穴」が空いている状態なのです。つまり反応が少ない状態です。
まずは問い合わせが来るようなホームページに変えることが欠かせません。なぜ反応がないのかを考えなければいけませんし、そもそもどのような穴が空いているかに気づかなければならないのです。

3,SEOの病にかかってしまう人々

アクセスアップ手法で代表的なものは『SEO対策』です。
SEO対策は、アクセスを集める対策の中で最も重要なのですが、この視点でしか考えられなくなると、検索結果の順位に一喜一憂することになります。検索順位に振り回され、焦り、喜ぶ。これはまさに病気です。
SEO対策は、SEO対策会社への依頼や専門書を読む前に、検索エンジンを提供しているGoogleのホームページを読むと勉強になります。
ユーザー視点のコンテンツを充実させることで、自然と順位が上がっていくのが理想です。

4,SEOは本当に無料?

SEO対策は確かにお金を払わずに対策をすることができます。しかし時間を使っている限り無料ではありません。『時間=人件費』なのですからコストはかかっているわけです。
自分(自社)の時間に関してもコスト意識を持つことは大切です。
無料ばかりにとらわれていると、結果として損をすることもあります。

5,SNSを集客に使おうとしていないか?

SNSがはやっています。ツイッターフェイスブックインスタグラムが代表的なツールです。
気軽に情報を発信できて、シェアなどで友達と感情を共有できるのが特徴です。
新しいツールについては、本格的に使わないまでも「とりあえず試してみる」という姿勢は大切です。
SNS集客セミナーなどに参加して、集客方法を学び、テクニックだけで実行してしまうと必ず失敗します。
SNSは『つながり』を大切にするツールです。純粋につながることだけを考えている人はいいのですが、「SNSで集客しよう!」と意気込みすぎると失敗してしまうので注意してください。

6,SNSに時間を使いすぎていないか?

SNSを売り込みとしてのツールに使わないまでも、ハマってしまい、時間を使いすぎているという方も多いようです。
SNSの場合、反応が早いのが特徴です。評価がすぐに得られるからといって、投稿しすぎるのもよくないことです。その目的が明確ならいいのですが、ただ投稿が楽しいから…では時間がもったいないです。投稿している間に別の作業ができたかもしれません。SNSが気軽にできるからこそ、ホームページの改善や改革というより大切なことが後回しになってしまうことが多いのです。

7,リスティング広告にお金をかけてリターンしているか?

リスティング広告というのは、インターネット上で出稿できる課金型のネット広告です。「1クリックいくら」という広告料金がかかる仕組みです。グーグルやヤフーなどの検索結果ページなどに表示されます。
リスティング広告は、広告の中で費用対効果が高く多くの会社が使っている広告です。
リスティング広告はSEO対策と同様に検索結果からのアクセスアップを図ることができます。ただしクリックして開いたホームページが有益なものでなければ閉じられてしまいます。どんなに広告費を投下してもホームページ自体に営業力がなければ、無駄になってしまいます。
リスティング広告で成果が出ないのならホームページの中身を改善する必要があります。

8,ブログやメルマガはきちんと活用されているか?

商品やサービスを紹介するホームページと連動して活用してほしいのがブログやメルマガです。
ブログを更新するためには時間が必要ですから、きちんと目的をもって運営されなければいけません。ただ漫然と更新していても、集客にはつながりません。
メルマガもブログと同じように、発行していくうちに「テーマが変わってしまった」ということにならないようにしなければいけません。売込みばかりのメルマガは読む気がしませんし、毎回異なるテーマで発信すると一貫性がありません。
メルマガもブログと同じように『発行する目的』というのを見据えて、役割を考えたうえで配信していかないと無駄な時間を使うことになるのです。

9,デザインにこだわりすぎていないか?

デザインにこだわりが入りすぎると「ここをもっとカッコよくしたい」「スタイリッシュにしたい」「高級感があるデザインにしたい」というような話になる事があります。
ホームページの目的はいったい何でしょうか?
営業として活用するなら、「ホームページから問い合わせや注文があること」です。その目的からそれてはいけません。
デザインは好き嫌いではなく『対象の人にとってどう見えるか』を考えましょう。
デザインに自分の好みを入れ過ぎないようにしましょう。

10,デザインの役割をハッキリさせる

デザインの役割はいったい何でしょうか?
デザインはコンテンツを整理するもの」です。デザインすることで、コンテンツをキレイに魅せることができます。
適切なデザインはコンテンツを読みやすくしてくれます。必ずしもカッコよくすることやオシャレにすることが求められるわけではありません。シンプルなデザインの方が適切なこと(反応がとれる)が多いです。
デザインというのは中身を包装するためのパッケージのようなものです。見た目をよくするものです。見た目が良ければ感情は高まり「どのようなものだろう?」と興味がわきます。
デザインの役割を考えて、こだわりを主張しすぎないようにしましよう。

11,キャッチコピーから考えていないか?

コピーライティングは万能ではありません。どのようなキャッチコピーが良いかではなく、『そもそもどのような人が対象なのか?』そして『その人がどんなことを考えているのか?』から考えていく必要があります。その人の頭の中を言語化することで目に留まりやすくなるのです。

12,どこでもありそうな文言が並んでいないか?

ホームページのコンテンツをつくるときに気を付けたいことは、「どこにでもありそうな言葉が並んでいないか」どうかです。
「これ、どこかで見たなあ」と思われたら、同質化しているということです。まねをしたような表現になってしまうと危険です。
コンテンツは万人向けの表現ではなく、きちんと対象の方を明確にして、伝えるべき相手を想定した表現にする必要があります。

13,改善しようとして、改悪になっていないか?

試行錯誤して改善していくことはとてもいいことです。コンテンツは増えていくほうが良いのです。テーマに沿ったページが増えることで検索エンジン最適化ににもなります。
でも、ホームページのコンテンツを増やしていくと、ページ数が増えて複雑になってしまいます。複雑なホームページになりすぎると見ている人は迷うのです。
ホームページの役割は、問い合わせや注文を得ることです。その役割から外れる場合はホームページに入れ込むべきではないのです。
伝えたいからどんどん詰め込むというのは、見ている人のことを考えていない行動です。『対象の人にとってどうか?』を常に意識することが欠かせません。


最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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