60kgの減量をした私が思うこと

私は子供の頃から県内でも有名な肥満児でした。

そんな私がダイエットに成功し、やらなくても良かったと、後悔していること、リバウンドもそれほどなく過ごせているちょっとしたコツを伝えていきたいと思います。


読みやすいようにテーマ事に何回かに分けて上げて行きますのでよろしくお願いします。


今回のテーマと結論。

食べないダイエットは体重以外で、失うものも大きい。

ダイエット中、実は一番キツかったのは便秘。

落とすことのできる体重の量は人それぞれ違う。
特に子供の頃から太っていて、骨格の大きい人は標準体重が当てはまらない事があるので、無理な目標設定に注意!


私は県内でも有名な肥満児でした。
一番太っていた時は140kgありました。
借金がきっかけで、昼夜と、仕事を掛け持ちするようになり、過酷さから一ヶ月で20kg以上体重を落としました。

周りの人は病気だと思っていたらしく、あまりに急激に痩せて行ったため、声がかけれれなかったと言っていました(笑)

子供のころから太っていた私は、痩せたことが嬉しく、ここから無理なダイエットの道を5年間にわたり突っ走ることに・・・・・。


まず、食事の量を極限まで減らしました。


主食はフルーツグラノーラ、片手一杯分。
朝はグレープフルーツと人参のスムージー。
夜は食べずにバイトへ。
2時に帰ってきて、翌朝7時から仕事へ。
しかも土建業。

よく出来たなと思います・・・・・。

そのころは、何キロまで落とせるか取り憑かれていたので、体重が減っていくことが嬉しくてたまりませんでした。


本当は文字どおり身を削って体重を落としていただけなんだけど・・・・・。


で、やっぱりご飯を食べないので、徐々に弊害が出てきます。

まず、低血糖から来る立ちくらみ。いきなり始まるどうき。スタミナ低下。何より、活力は無いのに怒りっぽいという訳のわからない状況に。

痩せて自身がつくことにより人生が好転!
となれば理想なのですが、空腹で活力が無い上にこらえ症がなくなっているので、些細な事にイラいてしまう事も。

振り返るといろいろなものを見失っていた次期でもありました。


さらに、あまり他では聞かないので、意外に思う人も多いと思いますが、本当に苦しかったのが便秘です。

当然、食べないから出ない!

極端に食べる量が少ない上に、便のカサを増すような物も食べていないので、二週間以上出ない事はザラで、いざ出そうとしても硬くなりすぎて、いくらいきんでも出ない!

30分以上粘っても無理で諦めたり、いざ出ても硬すぎるためお尻を傷つけてしまい、切れ痔になり、猛烈な痛みに耐えながら排泄をすると言う状況。

しかも、スパッと出てくれない。

これがとにかく辛い・・・・・。

私はダイエット中で何が一番辛かったかと聞かれたら、間違いなく便秘と答えます。



世の中には身長に対しての理想体重と言うものがあって、この理想体重を無理に自分に当てはめようとして失敗した事もありました。

腰痛の治療のため整骨院に通っていた時のこと、体がしぼんだため、皮がのびているのを見られた事からダイエットの話になり、87kgまで痩せたことを伝えたところ、

「まだ太りすぎですね。」

と一言。

標準体重は80kgだからまだ太っている。もっと落とせるはずだと。

標準体重という存在を知ったと同時に、頭に浮かぶ言葉。

マジかよ!!

実際この時いくら食事を減らしても、もう体重が落ちなくなっていて、かなり無理なダイエットの真っ最中だったため、受けた衝撃は相当大きかったです。


そして、さらにダイエットはエスカレートしていくことに。

食事の量はさらに減らし、毎日走り込みのあとは長風呂。食事は低脂肪のプロテイン。

ただ、どうしても体重が落ちない!!!

74kgまでは落としたのですが、ここからがどうしても落ちないのです。ダイエットの本を読みあさり、暇さえあれば走り、食事も減し・・・・。

精神状態も限界でした。

我慢できずドカ食いし、その後、食べたものを吐いたり。

もしかしたら拒食症の手前だったかもしれません。

そんな限界ギリギリのある日、偶然の気づきが。


家の片付けをしていると高校入学祝いに父親からもらった時計が出て来たので、何気なく腕に通して見たところ、ある事に気付きます。

あれ?手首の太さ変わってない。

実際は多少細くはなっているのですが、体ほど変化していないのです。

この時気づきました。

私、骨格が太かったのです。

この事によりもう限界かもしれないと思い、手遅れになる前に踏みとどまることが出来ました。

ホント、運が良かったと思います。

ある時から急に太った人は、前の体重まで落とすことにより、そこから標準体重に近くすることが出来ると思いますが、子供の頃から太っている人は、長い間、骨格自体が自重によって鍛えられ、かつ、皮も余るためこの限りでは無いので、標準体重に囚われすぎないよう注意が必要です。

余談ですが私はずっと二重アゴでした・・・。
痩せたことにより二重アゴは解消されたのですがエラがはっている事が発覚。結果、顔の大きさは変わっていません。


神様は時に残酷です。


私は極限まで食べない事でダイエットしました。

なので、食べないことで起こる弊害を身をもって経験しています。今考えても、体力がある若い時だから出来たと思いますし、摂食障害ギリギリだったとも思います。

ダイエットは、やり方を間違えた場合大きなリスクを背負う危険性があります。

私の知人に、ダイエットがきっかけで摂食障害になり、ホルモンバランスを崩したため、情緒不安定になり社会復帰が出来ずに困っている人がいます。

私も、もしかしたらそうなっていたかもしれません。

きっかけはほんの小さなこだわりなんです。

あと1kg落としたい。

もう少しあと少し。

そんな時は、やり方が間違っていないか、過度な無理をしていないか、少しだけ立ち止まってみてほしいのです。

体と心を大切にしながら、今日の楽しみを犠牲にする事なく、自分に合ったダイエットを考えるきっかけになれたら幸いと思い書いています。


少し長くなってしまったので今回はこのへんで。



最後まで読んでいただいてありがとうございました。


では次の機会まで、ごきげんよう。









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