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ベゾスとダイソン カンブリア宮殿

5月7日のカンブリア宮殿に
ジェフ・ベゾス氏とジェームズ・ダイソン氏が
出演していました。

彼らが語ったことの要点と成功法則をメモしておきます。

【ベゾス氏の場合】
顧客第一主義を貫いています。

アマゾンがニュースか何かで話題になっていた頃、
何百億も借金があってマスコミも潰れるのは
時間の問題みたいなことを言っていました。

当時本の通販というビジネスモデルで、
目新しい部分としてはインターネットを
使うということぐらいだったと記憶します。

個人的感想としては、本は本屋で買えばいいじゃん、
なんでわざわざインターネット通販?と思っていました。

それに通販だと中身が確認できない、
やっぱり本はとりあえず立ち読みして

良さそうだったら買うという購買行動を
とるのではないかと考えていましたから、

ビジネスモデルとしては失敗で
マスコミ同様倒産は時間の問題だな
と思っていました。

ついでに言えば、本屋はある意味
暇つぶし的なところもあり、
店舗内をウロウロしてしまいます。

そうして目的の本以外の立ち読みを
してしまったりすると、買う予定でない本まで
買ってしまうこともあります。

魅力的巡回、返報性といった心理効果を使った
従来の物流モデルの方が勝ちだな思っていました。

しかし、ベゾス氏の考えは全然違って言いました。
売り上げ方程式でリピートが堅調だから、
何百億借金があっても怖くない、

初期投資に過ぎない、必ず大きなリターンが
あるという信念がありました。
まさに先見の明がある人とない人の違いです。

上場に際して、お客様のための設備投資に
お金が必要だからしばらく借金経営が続く と、
平気で言い放っています。

結果マネージメント経営者による拝金主義、
金儲けだけが目的のネット企業は淘汰されてしまいました。

80歳での後悔することは、
何かをやって大失敗したことよりも、

挑戦できるのに
それをやらなかったことの方だ
と結んでいます。

確かNHKの英雄たちの選択だったと思いますが、
脳科学者の中野信子さんも同様の見解を
科学的知見から示されていました。

結局昔も今も顧客に喜ばれるものを
提供することが成功の第一義ということですね。

【ダイソン氏の場合】
ソニーの盛田昭夫氏、ホンダの本田宗一郎氏を
尊敬しているそうです。

その心はエンジニアは好奇心を持って、
挑戦することがが大事と考えているからです。

この事を確信したのはアメリカの有名企業に
ダイソン氏の発明を売り込みに行ったが
誰も興味を示さなかったそうです。

これに対して日本人エンジニアは
興味を示し試作協力?したとか。

アメリカ人と日本人エンジニアとの
違いを感じたというエピソードです。

日本人のものづくり気質には、
根底に昔ながらの職人の血が
流れているのでしょう。

デザインについては一般的には、
デザインはデザイン、機能は機能で
分担されて製品になると思われますが、

ダイソンの場合はデザイン美=高機能と考えています。

すなわち、高機能な製品を追求する結果、
美しいデザインの製品が出来上がるというわけです。
なるほどーですね。

実際のマーケットにおいても
安かろう悪かろうの商品は
結局価格競争で消えていきました。

最後に残ったものは高くても機能の優れたもの、
”本物”だけだったということですね。

本物美は不変の法則、
今後も本物だけが残っていくでしょう。


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