見出し画像

【ムエタイ備忘録】用語集 Vol.1

※過去日記の転載です

なぜ唐突にムエタイ?という感じなのだが、私は2010年から2012年くらいまでムエタイにのめり込み、単身タイに練習に行ったこともあるくらいにハマっていた。

その時の動画がこれだ。

が、初めての試合であまりにキツい減量をしたのがトラウマになり、新潟への引っ越しもあったりして、しばらく離れていたのだが(新潟では少しだけやっていた)、最近東京に戻ってきたことをきっかけに、少しずつジム通いを再開した。

というわけで、昔のamebloの記事から参考になりそうな部分を引っ張ってきつつ、新たな気づきも含め、文章に残しておこうかなと思った次第である。

初回は、ムエタイの用語についての解説。
とはいえ、プロでもタイ人でもない素人なので、勘違いなどあったらそっとコメントください。

ムエタイ

Muay Thai
直訳すると、タイ式の戦い、という意味。
Muayは1対1の戦いを意味するらしい。

以下、Wikipediaの記事より引用。

直訳するとムアイはクメール語で1を起源とし、1対1の格闘のことであるため(たとえばプラーン(レスリング)のことをムアイプーランという)「タイ式の戦い」となる。元々は戦争の絶えない時代に他国の侵攻に対抗するための古式ムエタイだった。

ティープ

俗に言う前蹴り。
足を折り畳んで前に真っ直ぐ突き出す。
狙うのは基本相手の腹だが、顔を狙うティープもある。

空手の前蹴りは、足先で腹に蹴り込み、内臓にダメージを与えるのを目的としているのに対し、ムエタイのティープは足裏全体で押し込み、相手を吹っ飛ばすイメージ。

前足のティープは出足が早いため、相手との間合いを図るジャブ代わりにも使えるし、パンチで突っ込んでくる相手に対し、前足のティープを合わせて潰すのもセオリー。
他にも相手の蹴り足が出る前に、太ももに当てたりという使い方もできる。

この使い手だったのがK-1初期のブアカーオ。
5:50前後のティープ連打がかなり強烈。

K-1ルールではティープはポイントにならないので、結局判定負けになってしまい、それ以降ブアカーオは大きくファイトスタイルを変えることになるのだが、ムエタイルールではティープの上手い下手はかなり重要。

ポイントは、蹴る際に高く膝を抱え込むこと。
膝の位置が低いと威力が出ないし、金的に当たりやすいので注意。

インパクトは骨盤をしっかり前に出し、軸足のかかとを上げて、
距離を稼ぎつつ威力を出す。

テンカオ

掴まない膝蹴り。
ムエタイの奥義とも言える、難度の高い技。

普通に歩くイメージで一歩前進し、前へ出るパワーを膝に乗せて前に突き出す。
前足のテンカオは距離がなければスイッチして出す場合も。

ポイントは足をきっちり折り畳むこと。
こうすることで、尖った突き刺さる膝を作れる。

ティープと同じく軸足のかかとをしっかり上げ、膝が高い位置に上がりつつ、骨盤を前に出して突き刺すイメージ。

体の使い方としては、いったん伸ばした体を縮めつつ、
膝にその反動を一点集中させて前に出す、という感じ。

打ち方を言葉で説明するのは極めて難しい技なのだが、「膝蹴りの頂点」こと、シンダムのウォームアップ動画は参考になるかもしれない。
1:00前後の部分だ。

狙うのはみぞおち、左であればやや回し気味にレバーを狙う場合もあるが、クリーンヒットすれば一撃必殺の威力がある。
パンチに対してのカウンターにも使えるし、うまく使えば押し込まれた時の打開策にもなるが、リーチが短いので流れの中で使うのはけっこう難しい。

ティーカオ

首相撲などでよく使われる、相手の首や肩に手をかけての膝蹴り。
テンカオと同じく真っ直ぐのもあれば、横から回すようにして脇腹を狙う蹴り方もある。

しっかりと両手で首をロックできていれば、相手に何もさせず一方的に膝を打ち込める。

反面、首相撲の最中に片足を上げる状態になるので、読まれるとコカされやすい。
しっかりと相手を崩した状態を作って打ち込むのが基本。

この動画の1:50あたりが強烈。

タイ人はメンタルが超強いので、ボディやローでダウンすることはめったになく、それだけにこの技の強烈さが分かるのではないかと。

というわけで、気が向いたら続けます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?