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【DAY.53】新潟発着!2ヶ月で、公務員がバイクで全国周る旅日記

この記事、連載は...
民間から中途で新潟県庁に入った公務員が、4年で退職するその前に、有休消化で全国をバイクで回る、という、ノープランな企画です。予約なし、フィーリングファースト。

7:30、青森県 青森市のビジネスホテル、「ウィークリー翔ホテルチトセ」にて起床。

当然ここには朝食はつかないので、のっけ丼という、自分で好きな海鮮を乗せてオリジナルの丼を作れる店があるのだが、残念ながら定休日。
仕方なく近くの喫茶店を探すも、天気は雨。

近くにあった洒落た店が朝食を提供しているようなので、入ってみた。

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ダイワロイネットホテルの朝食会場で、宿泊者以外も食べられる、ブッフェスタイル。

とりあえず洋食から。
うーむ、まともだ。

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のっけ丼が作れるコーナーもあった。

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刺身やウニなどはなかったが、健康になれそうなのっけ丼になった。

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この日は私が立ち上げた新潟県の公式ポータルサイト、「新潟のつかいかた」のディレクターが弘前を案内してくれるそうだ。

雨が降っておりテンションが上がらないが、弘前でお昼くらいに合流予定なので、10:00出発、ひとまずは五所川原市を目指す。

ここ、五所川原にある「立佞武多の館」は、PPAPが流行るだいぶ前からライブに行くほどのファンだった古坂大魔王が、番組でおすすめしていたもの。

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うーん、なかなか勇壮ではあるが...やはり、私は観光地にはぐっと来ない。

600円は払わずにスルー。

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むしろ、このおばあちゃんのバッグが気になった。
バットマンとは...。

それにしても、なぜ私はこれほどまでに観光地が苦手なのか。

ちょっと考えてみた。

とりあえず、今回の旅では、"人の匂い"のする場所、物に金を使っている気がする。

どんなに美しいものでも、美味しいものでも、歴史があるものでも、そこにリアルな人が介在しなければつまらない。

だから、役所の金が入っているであろう立派な観光施設には、どうも金を落とす気にはならない。

役所の金は、人の顔が見えないからだ。

役所では、全ての意思決定において、"お諮りする"という手続きを取らなければならない。

つまり、何かを決める時に、上司や関係部局、議会、利害関係者など、さまざまな相手に事前の伺いを立てなければならない。

職員の思いや個性が介在する余地はない。

しかし、信じられないほどのスピードで人口が減り、少子高齢化が進んでいく今後の日本では、より「人」が重要になる気がする。

人の匂いがする公共施設って、矛盾してるように思うかもしれないが、ほんの50年前はそんなこともなかったのでは?

なんてことをつらつら考えつつ、弘前市役所に到着。
ここで、仕事でお世話になった方と合流し、弘前市内をご案内いただくことに。

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まずは役所メシ。

味噌ラーメンをいただく。

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まず、庁舎が新しくてきれい。
Wi-Fi使えるのも嬉しい。

値段はまあ普通くらいかな?
県産の味噌ラーメンをセレクト、粉しょうがを振るってのは珍しい。

味は、正直普通...と思っていたが、食べ進めていくうちに良さが出てくるタイプ。

味噌としてはあっさりな感じだが、粉しょうががいいアクセントになり、結局全部飲み干してしまった笑

しょうがのおかげで身体もポカポカ。

ちなみに、食堂で味噌の販売もやっていて、いい取り組みだなと思った。

隣の観光施設にもねぷたが。

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驚いたのが、その裏にあった洋館のミニチュア。

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新潟でも老舗デパートが閉店というニュースが話題になったが、無くなって寂しい人のためにミニチュアで残す手もあるのでは、と思った。

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まあ、実物残すよりはだいぶコストは下がるだろう。
ノスタルジックに浸られてしまうと、新しいチャレンジを阻まれてしまうので。

続いて、市内のコワーキングスペース、「ワークスペース・シフト」に連れて行ってもらう。

サブ企画の"役所メシ"、記事の数が増えて、順位と星の数の整合を取るため、スプレッドシートで整理したかったので、ノートPCをお借りしてちくちく作業。

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ここは、株式会社コンシスという、ウェブのコンサルをメインにしている弘前市内の企業さんが、自社ビルの1階をコワーキングスペースとして活用しているそうだ。

自社ビルということもあり、最初からマネタイズを目的としてつくった場所ではなく、具体的なスキルがあってコミットできる人材が集まり、新しいコンテンツが生まれる場にしたかった、とのこと。

また、私のように県外からふらっと来た人間の受け皿となるような場所にもしたかったそうだ。

ゆるいつながりではなく、具体的なスキルやビジョン、あるいは信頼できる人のつながりなど、来る人が自然にセグメントできる仕掛けが凝らされている。

民間の方が、まちの魅力を上げる仕掛けを、自分のリスクでやっている、素晴らしい事例だと感じた。

続いて、そこから徒歩数分の「弘前オランド」へ。

弘前市は6つの高等教育機関がある学園都市。

「まち全体をキャンパスにする」というビジョンを掲げ、世代や立場を越えた多種多様な人材が集い、新しい価値を創造していく「NEXT COMMONS LAB 弘前」というプロジェクトがあり、その活動拠点の一つとしてこの4月にオープンしたそうだ。

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おしゃれな1階スペースで、温かいコーヒーをいただく。

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ここは元々セレモニーホールだったそうで、2階には広いスペースと、親族の待合室やキッチンなども揃っていて、すぐにでもイベントスペースや宿泊スペースになりそうな感じだった。

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セレモニーホールというとイメージがあまりよくないが、逆にそれをうまく打ち出せないもんか、と考えた。

なんかこう...天国に一番近い宿、とか...。

閑話休題。

雨がパラついていたこともあり、ここからは車でご案内いただくことに。
電波の届かない山奥に入り、古遠部温泉という渋い温泉へ。

ここは豊富な湯量が特徴で、湯船からお湯が溢れまくっており、お風呂の床に寝そべってその溢れたお湯を楽しむ、「とど寝」というスタイルが人気らしい。

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「番犬注意」の看板が虚しく見えるほどに、ワンともスンとも言わないおとなしい犬だった。

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さて、風呂にも入ったしビールが美味い、というわけで、かだれ横丁という場所へ。

ここも、他の横丁と同じようなテナント制らしいが、八戸のみろく横丁や函館の大門横丁と違い、真ん中にオープン席があるひろめ市場スタイル。

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各店舗での飲食だと客引き合戦になるが、このオープンスタイルだとどこの店から買ってもよいので、客引きがなくて落ち着く。

さて、今日も海の幸満載。

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全部美味かったけど、何気に馬刺しがめちゃ美味かった。

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これはイガメンチという食べ物らしい。

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ステーキ。
この辺から、きれいに記憶喪失...。

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この後は、弘前にゆかりのある色々な方が各方面からやってきて、スナックに行くことに。

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まあ、記憶はないんだけど、たぶん山菜。
あと、お母さんがハスキーボイスだった記憶はある、たぶん。

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その山菜を食べた...んだろうな、たぶん。

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本当に記憶がない。
ので、寝たんだろうな、たぶん。

#今日の走行距離 61km
#総走行距離 9,584km

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#ヤメコム #バイク旅 #YB125SP #日本一周 #公務員 #五所川原市 #立佞武多 #弘前市 #NEXTCOMMONSLAB #かだれ横丁

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