世界へ投資し日本を豊かにする!
前回に引き続き『驚くほどシンプルで一生使える投資の極意』について投資について書いていこうと思います。
今回で完結です。
よろしくお願いいたします!
■国債と株の違い
国債と株の違いを紹介します。
国債:政治家や官僚がつくる豊かさに期待し政治家や官僚にお金を預ける
株:経営者の夢や手腕に期待し経営者にお金を預ける
■国債よりも株式の利回りが高い理由
3つの理由が存在します。
官僚より経営者のほうが「厳しい社会のモニタリング」にさらされているから
官僚より経営者のほうが「成功に対する報酬の度合い」が高いから
官僚より経営者のほうが「自由に投資できる裁量」を与えられているから
私はいままで、利回りやリスクしか考えていませんでしたが、本質を知ると見方が変わりますね。
■株式投資の本質
株式投資の本質について紹介します。
小さい(新しい)会社:株を買うことでその会社の事業を応援できる
大きい会社:株式投資を通じて大きなお金を動かす権力者を適切にモニタリングするため
欧米では大企業や上場企業の経営者は、非常に厳しく社会にモニタリングされているそうです。
株式投資が投票の役割を果たしていて、株主総会で経営者を直接選びます。
アメリカの上場企業の経営者は報酬の半分以上を株式で受け取るそうです。その株式報酬は「5年間手放してはいけない」、「数年に分けて今の給与の一部を株で受け取る」というルールが設けられています。
つまり、数年先の業績や株価が自分たちの報酬にダイレクトに影響するため、会社と自分が運命共同体で「今さえよければいい」という経営なんてできません。
結果として、経営陣が置く目標も高くなり、長期視点で経営を行っていくため会社が成長していきます。
ですので、米国株の成長が日本株より高いのは当然となります。
本書には今後の新しいマインドについてあります。
今までのマインド:日本へ投資することで、日本を豊かにする
新しいマインド: 世界へ投資することで、日本へ富を還流させて、日本を豊かにする
私は現在、自己投資に全振りしていますが、食費などを見直して少額でもまた世界株の購入をしていこうと思います。
■投資とギャンブルの違い
投資とギャンブルの違いを紹介します。
投資のリターン:投資で増えた豊かさの一部を受け取ること
ギャンブルのリターン:他の人の損失を自分が受け取ること
自分だけでなく、他の人や社会が幸せになるという点では投資とギャンブルは真逆なものです。
投資は「子育て」みたいに本来、何年もじっくりかけて成果が出るものです。
短期での取引で儲けようとしてはいけません。
仮に当てたとしても中毒性が強いので、負けるまで続けてしまいます。
いかがだったでしょうか?
私はこの本を読み、投資の本質を理解しました。
投資初心者や新入社員には読んでほしい一冊です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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