10/24 はじめてのリアル謎解きゲーム

 「脱出ゲームに興味がある」「けれど、知らない人と組んで同じチームとして協力するタイプだと、気疲れして楽しめない気がする」という、わたしの何気ない話題に、友達が「わかる~!」「わたしも興味ある!」と友達が強く共感を示してくれたのが、数か月前のこと。「機会があったらいっしょに行こう!」というふわっとした約束をしたのだけれど、会うのも年に1、2回ペースの遠距離友達なので、なかなか実現のタイミングが難しいかもなぁ、と思っていた。

 ところが。友達が「仕事でそっち行くから、遊ぼう」と誘ってくれて、期間中にやっている脱出ゲームが一覧になっているサイトのURLを送ってくれた。ふたりでそのサイトを見ながら相談して、厳密には脱出ゲームではないかもだけれど、謎解きゲームに行くことにした。あっという間に実現した。

 そんなわけで、今日。友達と、お台場にある『東京トリックアート迷宮館』で『トリックアート×リアル謎解きゲーム 美術館に仕掛けられた謎に挑め!』に行ってきた。

 ふたりで1枚の問題用紙をもらい、館内のトリックアートを楽しみながら、謎を解いていく。わたしは、1問目がさっぱりわからず、友達があっさり答えを導きだしたのを見て、「やばい、今日のわたしは役立たずで横で見ているだけになるかもしれない……」と、かなり焦った。けれども、2問目、3問目と問題が進むにつれ、少しずつ調子が出てきて、謎が解けるようになってきた。謎は、前半と後半に分かれていて、前半はさくさく進んだのだけれど、後半のラスト2問にかなり苦戦した。最終問題は、結局納得がいく答えが導き出せず、「こういうこと、かなぁ?」と疑問が残る回答を書いてスタッフさんに提出し、やっぱり間違っていて、ヒントを出してもらった。スタッフのおねえさんのヒントの出し方が、ヒントを聞いたらすぐわかる、というわけではなく、ヒントを聞いた上でしっかり考えないと答えに辿り着けない、絶妙な塩梅だった。考えて考えて歩き回って考えて閃いて「わかった!」と、最後の謎が解けたときのスッキリ感・達成感・高揚感がすごかった。脳になにか快感物質が放出されていたと思う。500円で、こんな達成感が味わえるなんて、謎解きゲームはすごいエンタメだな、と思った。

 そんな、初・謎解きゲーム体験だった。友達もすっかり気に入って、「またいっしょに行こうね」と約束した。ふたりで遊ぶときは、謎解きゲームに行くのが定番になる、のかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?