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現状脱却を夢見つつも具体的な行動が伴わない悶々とした日々を過ごす田舎の地方公務員。気が…

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現状脱却を夢見つつも具体的な行動が伴わない悶々とした日々を過ごす田舎の地方公務員。気が向いたときに、気の向くままに、忖度なしで自由に書きたいと思います。

最近の記事

悪夢のトランジット in Vietnam

さて、前回の話の通り、マレーシアという国に赴任した時の話の続きです。※写真は関係ありません 前回の話は下記リンクからどうぞ。 マレーシアという国の話 で、いきなり話は飛ぶが、赴任後、1年半くらい経過した。 不健康地に分類されるKuala Lumpur(以下、KL)においては、1年半の在任期間を経過すると、1か月の帰国休暇というのが付与されるのだ。 ただし、外務公務員法に書かれている通り、あくまで「休暇のための帰国を許可する」というものであり、帰国せずに1か月間、近隣の

    • マレーシアという国を思い出す

      滋賀で次男が産まれてから、一年半ほど経った時、我々はマレーシアのクアラルンプールにいた。 次男が産まれた時の話はこちら さあ、待ちに待った家族揃っての海外赴任だ。 田舎県庁に勤めて、海外暮らしができるだなんて、入庁当時は夢にも思っていなかった。 しかし、仕事の幅は時代とともに広がってきて、観光や貿易、文化交流などを含め、様々な分野で海外案件を扱うことが多くなっていた。 そして、国際的な経験を積んだ職員がいた方がいいよね、という方向性による人材育成が盛んに行われ、いろ

      • そして出産立会いは2度としないと決めた

        2度と出産には立ちまうまいと決めた11年前の出来事は、男として夫としての妻との今後の関係性を占う出来事となった。 前回の話はこちらから いや、少しだけ潜在意識のレベルで、占ってしまっている、と言う程度の話ではある。 そのことをいちいち引き合いに出されて、あの時のことを忘れるな、と言われるわけではないが、初めての子供を産んだ期待と不安と苦痛と喜びの瞬間に立ち会って、力になるどころか、膝から頭から崩れ落ちて足を引っ張るようなことになったのだから無理もない。 一応、ナッパの

        • 出産立ち会いの話

          11年前の6月2日、僕は新幹線に乗って滋賀県大津市に向かった。陣痛が始まったとの知らせを受けて、初めての子の出産に立ち会うためだ。 その当時、出産に立ち会うのは、男としての義務のような風潮があったのかどうかは知らない。立ち会うことがいけてる男の条件のような価値観が根付いていなのかどうかも知らない。 だが、今思えば、僕の心の中では、立ち会うことが「最近の流行り」だと捉ていた節はあった気がする。立ち会って妻を励ますとか、力になりたい、という崇高な目的よりも、「立ち会ったという

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