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#335 『トンビでもタカの子育てを真似ればタカになる』

本日は、EQWELチャイルドアカデミー本八幡教室代表の池江美由紀さんの「トンビでもタカの子育てを真似ればタカになる」についてのお話です。池江さんは、日本人選手として史上初のアジア大会6冠を達成した競泳の池江璃花子さんの母親で、約2000名の子どもの能力開発を行なってきた方です。

"初めての子を妊娠した時、「カエルの子はカエルじゃないんだな」と思ったんです。カエルだと思ってカエルの子育てをするからカエルになるのであって、私のようないわゆるトンビでもタカの子育てを真似てやればタカになるんだな、とたくさんの本から学びました。"
"それ以来、常に子どもに対してポジティブな言葉を掛けていきました。「あなただったら、できるよ」「あなたの中にはもっともっと可能性があるんだよ。もっともっと天井は高いし、天井の上には空があり、さらに宇宙がある」と言って、決して限界をつくらない。"
"私は、生徒さんのお母さんに対しても「女優にならなきゃいけないのよ」って言うんです。いくら実際の生活ではダメな部分があっても、子どもの前ではやっぱりそれを見せてはいけない。たとえ「おまえはこうだったくせに、よく子どもにそんなこと言えるな」ってご主人に言われたとしても、親という仕事をしているからには子どもがちゃんとした人間になるよう教えるべきだと。私自身、善いことも悪いこともゼロ歳の時からしっかり教えて、ある程度の年になったら親がいなくても、自分で判断して乗り越えていける人に育ってほしいという思いでやってきました。"
"幼少期の子どもは本当に暗示にかかりやすいんですよね。親の言葉や行動をすべて吸収して自分の性格をつくっていくわけですから、親が常にポジティブな言葉を掛け、ポジティブな行動をしていれば、そういう子どもになっていく。反対に、常にネガティブな言葉を掛け、ネガティブな行動をしていれば、子どもの自己肯定感は育っていきません。どのお母さんも子どもをよくしたいと思っているんですけど、ついついマイナスな言葉を使ってしまっているんです。"
"子どもが横にいるのに、「先生、うちの子、落ち着きがないんです」って。私は「お母さん、まずそこから直さなきゃ」と言うんです。親のその言葉を聞いた子どもは「ああ、自分は落ち着きのない人間なんだな」と思い込んでしまう。「そういうマイナスな言葉は絶対に本人の前で言わないでください」って指導していますね。親の一言一句が我が子の人間形成に大きな影響を与えるということをぜひ分かっていただきたいです。"


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書籍『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』
2021/12/01 『トンビでもタカの子育てを真似ればタカになる』
池江美由紀 EQWELチャイルドアカデミー本八幡教室代表
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※Photo by Martin Adams on Unsplash