鵞足

結局「鵞足炎」でした。

昨日、あまりにも膝が痛くて救急車に乗った話をしました。

救急医療では応急処置と通院への予約だけだったので、今日改めて系列の病院で診断してもらったところ、結果は「鵞足炎」でした。

「鵞足炎(がそくえん)」とか書かれても「鵞」漢検1級じゃないと出てこない漢字だから漢字マニアか、鵞足炎になりやすいマラソンやサッカーの選手、あとは鳥か雑学が好きな人しか読めないと思いますが、そういう病気があるのです。

自分自身いつもの運動しかやってないので、
膝の筋肉を痛めるようなことなんてやってない!!だから、なんで怪我したのかさっぱりわからないし、そもそもこんな怪我したことない
と思っていたから
「原因?わかりません!」
と言っていたのですが…がそくがどういう筋肉か聞くほど自分が痛めたことに納得しました。

というのも、ぼくはフットボールネーションというマンガを読んでからハムストリングスを鍛えていました

結論から言えば、「鵞足」とはハムストリングを支える付け根の筋肉で、サッカーやマラソンの選手といった足を使うスペシャリストがケガをするところだそうです。(姿勢が悪くてケガをする人もいるそうですが…)

サッカーのマンガを読んでサッカー選手がするようなケガをしたからある意味正解というわけです。
原因がわからず、生活に差し支えあって嫌で嫌で仕方ないケガも納得がいくと一安心です。

難しいところを痛めたから1,2週間かかる上に生活に差し支えがありますが…それでも、鍛えたからこそ生じたケガなので、前向きに受け取っていいなぁと思うようにしてます。(痛み止めないと外にも出られない状況だけど)

スポーツによって体の使い方が違うから、トレーニングを変えるとケガも変わる

ぼくのスポーツ経験は野球とテニスが中心なので、ハムストリングスはあまり鍛えてないのです。
これについてはフットボールネーションを読んでもらうとわかるのですが、「踏んばる動作」が多いスポーツでは前腿を鍛えて「走り続ける動作が多いスポーツ」では、ハムストリングスが重要になります。

特に昔の野球は「ゴロは正面で取って、無理でも体で止めろ」の思想が強かったため、四股立ちに近い姿勢で動き続けることが求められて前腿は発達します。

加えて打つのも投げるのも、本質的には背中の力を伝えることです。

だから、ダイエットや筋トレでよく言われる「大きな筋肉を鍛える」を実践する際に、前腿・背中は野球で強くなるが、ハムストリングスはあまり強くなりません。

結果としてサッカーの動きを取り入れてハムストリングスを鍛えた結果、本当にハムストリングスを支える筋肉を痛めたから大成功というわけです。

ついでだから、野球体型のための筋トレ・ダイエット理論

野球経験者の体格的な特徴として
・肩幅が広く見えてガッチリしてる
・後ろ姿は筋肉質で、太っても痩せて見える
・前腿が強いので痩せてる人は足が太く見え、太ってると足だけ締まってるように見える
・お腹は出やすく、プロ野球選手でさえ腹が出てる人がいる
という特徴があります。

首肩周りが鍛えられているのはデブでもガリガリでも男らしく見えていいです。
イマドキ風のアーティスト風の「か細くて中性的で女の子の母性をくすぐるような方向性で行きたい」というところさえ目指さない限りはたくましく見えてプラスです。

背中の方もたくましく見えるか痩せて見えるから、マイナスに働くことは少ないです。

しかし、ファッション的に困るのは前のももです。
体格の割にズボンが合いにくいのです。痩せてるとウエストともも周りが合わず、太っているとダボついた服が似合わない難しい体型になりやすいです。

ハムストリングスで加速する力を上げるスポーツをやってると、野球ほどずんぐりむっくりした足にならないけど、野球は前のももで踏ん張るスポーツだから…ファッション的にはデメリット多いです。

そして、さらに悩ましいのはお腹です。
野球選手だって腹筋しますが、腹筋がそこまでなくてもできちゃうスポーツだから…腹が出てる人はいますし、やめた後にすぐお腹出ます。

ファッション的にもダイエット的にもモテ的にもこれは良くないです。

そこで、ヨガとかEMS機器を導入して腹筋を鍛えるようにしてます。
腹筋自体は「大きな筋肉」ではないのですが、食事量や胃腸の調子を整えて、ビジュアル的にもスッキリさせるために必要な筋肉です。

その辺はこっちにまとめてたので興味がある人はよかったらどうぞ。

他のスポーツでも鍛えやすい筋肉・鍛えにくい筋肉あると思います。
私は他はあんまり詳しくないから説明できないけど、よかったら調べてみてください。

ちなみに、ぼくはただただ自分のダイエットにこの理論を活用してますが、2018年のホームラン王である山川穂高選手はバレーボールを中学時代にやっていたそうです。
2018年のドラフト1位根尾昂選手も2歳〜中学時代まではスキーでも国際大会に出るほどの有望な選手だったそうです。

色んなスポーツをやることで、1つのスポーツではつかない筋肉をうまく補ってプロの選手になる人もいっぱいいるようです。

本来ならケガはしないほうがいいのですが…「自分がやってきたトレーニングをキチッとやったから、いつもしないケガをした」と考えると、痛み止めがないとどうしようもない生活も…少しは乗り越えられる気がします。


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