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【配信事例】ショットバーの音楽ライブ配信 〜手狭なスペースでも綺麗な音声で配信を!〜

7/4に開催された「みんなのライブ配信発表会 Vol.3」では、3名の視聴者さんにライブ配信の事例を発表いただきました。今回はそのお一人、あけさんの発表内容をご紹介します。

このイベントについて

2020年、ライブ配信が急激に広まった一方で、初めて間もない我々初心者は構成・スタイルに悩むことも多いと思います。このイベントは、お互いの事例をシェアすることで、ライブ配信の引き出しを増やすことが目的です。

一つだけ大事なことは「すごくなくてもいい」の気持ちです。配信は100現場100通りの配信があります。機材が沢山ある配信も、シンプルな配信も、それぞれの目的に合った形があります。一つ一つの事例をリスペクトして、そこから学ばせてもらいましょう!

スライド4

当日の概要説明より(07:23頃

配信の経緯

登壇者の紹介
BAR TRINITY あけさん
https://twitter.com/TrinityAke
https://www.facebook.com/BarTrinity.eiwa/
https://youtube.com/c/trinityamusement

音楽が好きなあけさんは、自らBARを運営して音楽イベントも企画していました。しかし、コロナ禍で営業は休止、音楽イベントも一切組めない状況が続いていました。

そんな時、アーティストの「王様」からライブ配信での演奏会場として利用の相談が入りました。快諾はもちろん、せっかくなら何か力になりたいと考えて、配信機材を集め始めたのがきっかけでした。

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配信の様子

配信は3カメ体制、ATEM Mini Proを使ってスイッチングを行いました。また、ボーカルマイクに加えてギターアンプの音を捉えるマイクが設置されていました。

音楽ライブですので、やはり一番の拘りは音だったそうです。ただし、後述しますが比較的安価な機材が多く、同じような配信をしたい方には非常に参考になるのではないかと思います。

イベント中には実際の配信音声も再生していただきました。ぜひ詳細はアーカイブ動画もご覧ください^^

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機材構成

カメラは「Lumix G8」「Sony HDR-CX420」3台。音響はミキサー「KENYX 1204USB」と「KENYX 802」の2台。2台なのは、2組のアーティストが演奏予定だったので、それぞれ用に事前にセットしておくためでした。

それぞれにマイクは「AUDIX OM-5」「JTS PDM-57」「CLASSIC PRO CM5S」が使われました。比較的安価なマイクの多い構成ですが、アーカイブ音源を聞くととても綺麗に入っています。マイクは必ずしも値段に依らないことを強く感じました。

最後に映像スイッチャーは「ATEM Mini Pro」。最終配信はOBSで行われました。これはツイキャスに配信する際に、ATEM Miniだとファイルの書き換えが必要なので、設定にしやすいOBSから配信を行ったとのことでした。

他にもBGMの入力やアンプ出力など、細かな構成についても本編では紹介されています。

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現状の問題点、今後の課題

配信では様々な課題が紹介されていました。こちらでも一部をピックアップして紹介します。

・モニタリングが難しい
BAR自体が比較的手狭なため、演者から距離を作ることができません。そのため、イヤホンで聞いてもモニタリングができない状況です。配信中はレベルメーターを元に調整するのは不安を感じるとのことでした。
・ネットワークの限界
現状の契約回線では上り10Mbpsが限界と言うことで、ビットレートを押さえて配信しているそうです。ここには不安が大きいため、光回線への切替を検討中とのこと。

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アーカイブ動画

イベントでは他にも様々なノウハウをご紹介いただきました。また、発表後には質問時間もあり、+αのお話も色々と伺うことができました。

ぜひより詳しい内容はアーカイブ動画をご覧いただければと思います。また、こぼれ落ちる裏話を語るアフタートーク配信も別枠であります。ぜひ併せてご覧ください^^

35:03よりご覧ください