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【最新版】ビタミンCサプリメントの選び方

ビタミンCのサプリメントは、ほぼすべてのサプリメントメーカーから販売されているので、どれを選べばよいのか迷ってしまいます。

そこで、吸収率や吸収速度、1粒当たりの含有量にフォーカスを当てて、ビタミンCサプリメントの選び方のポイントを解説します。
(記事の文末に動画を貼っています)


吸収率と吸収速度がポイント

ビタミンCは大量に摂取すべきビタミンで、食事から摂るだけでは足りないことは、下の記事で説明しています。

したがって、サプリメントは欠かせないアイテムになります。
ところが、あまりにも種類がありすぎること、どれも価格がリーズナブルなことから、「とりあえずコレでいいかな」という感じで購入している人も多いようです。

けれども、「吸収してこその栄養素」です。
「大量に摂取すべき」ということは即ち「大量に吸収すべき」ということです。

この大量に吸収させるということは、そんなに簡単ではありません。
吸収率を高めているかということは、商品選びのポイントの一つになってきます。

その一方で、水溶性ビタミンであるビタミンCは、短時間で大量に吸収しても、体内で貯められる量が限られます。
そのため、その多くが短時間で尿と一緒に流されてしまう、という厄介な性質を持っています。

そのため、あえてゆっくり吸収させるという技術も複数のメーカーが採用しています。

そこで、吸収率を高めているサプリメント、吸収速度を緩めているサプリメントを中心に、国内外の商品をピックアップしてみます。

国内2社のビタミンCサプリメントは?

DHCの持続型ビタミンCは、タイムリリース処方という技術で、ゆっくり溶けてゆっくり吸収させる技術を導入しています。

HPに掲載されているグラフだと、8時間も掛けてゆっくり溶けていることをアピールしています。

もう一つの大手、FANCLのビタミンCは、吸収率を高めたり、吸収速度を緩めているということはないようです。

それに代わってアピールしているのが、「藤茶ポリフェノール」を配合している、ということです。

この植物由来成分である藤茶ポリフェノール、効果がよく分かりにくかったのでFANCLに直接質問したら、「ビタミンCの抗酸化力を高める」と回答がきました。

その他のメーカーでは、小林製薬、ディアナチュラ、UHA味覚糖、ネイチャーメイドの商品を調べましたが、とくに目を引く点はありませんでした。

国内では、FANCL とDHCの2社がいい意味で競い合って、よりよい商品を販売しているようです。

FANCL とDHCのビタミンCは、1日の目安量がいずれも1000mgで、FANCLは3粒、 DHCは4粒で1000mgを摂取できます。

1粒当たりはFANCLが333mg DHCが250mg。
このくらいであれば、比較的吸収率が高いのもポイントです。
1日3〜7回くらいに分けて飲むことで、1000〜2000mg摂取できます。

医薬品のビタミンCは大量摂取向き?

輸入サプリに話を移す前に、ビタミンCの医薬品の話をします。
ビタミンCタケダとハイシー1000(ともにアリナミン製薬)、この2種類の医薬品です。

成人の最大服用量が、いずれも1日2000mgと表記されています。
その2000mgをビタミンCタケダは6錠で、ハイシー1000は2袋で服用します。

個人的には、吸収率を考えた場合、ビタミンCタケダの方が回数を分けることができるのでいいかな、という気がします。

バイオフラボノイドで吸収率UP!

輸入品ビタミンCサプリメントに話を移します。

DHCの商品で話した、ゆっくり吸収するタイムリリース型(持続吸収型)は、多くのメーカーが採用しています。
輸入サプリメント通販iheab のサイトで探してみて下さい。

ここでは、国内商品には見かけないバイオフラボノイド配合という点にスポットを当てます。

バイオフラボノイドとは、柑橘系の果物に含まれる天然の化合物です。
それ自体にも強力な抗酸化作用がありますが、ビタミンCと一緒に摂ることによって、ビタミンCの吸収率を引き上げることが分かっています。

私がiheab で探してみた所、7つのメーカーのビタミンCがバイオフラボノイドを配合していました。
まず、その内の3つを紹介します。

最初はnow foodsのビタミンCです。

下の方にバイオフラボノイドと表記されています。

次は、 Life Extensionです。
Life Extensionは、私がマルチビタミンを注文しているメーカーでもあり、最近では「お薦めEPA DHAサプリメント」でも登場したメーカーです。

ボトルにはバイオケルセチンと書かれていますが、基本的にバイオフラボノイドと同じものです。

3つ目は、ナチュラルファクターズです。

人気メーカーのnow foodsや私も愛用しているLife Extensionも含まれているので、この中から選ぶのが無難なのですが・・・

1粒1000mgか、500mgか

この3メーカーは1粒1000mgの商品しか販売していません。
ビタミンCは、1回の摂取量が多くなるほど吸収率が低下することが分かっています。

私が以前に受講した分子栄養学の講習では、1回当たり1000mgの摂取で、吸収率は約20%ということでした。
バイオフラボノイドを配合しているとはいえ、1粒の内容量がもっと少ない方がいいかなという気がします。

そこで、1粒500mgでバイオフラボノイド入りの商品を4つのメーカーが販売していますので紹介します。




アメリカンヘルス、ソラレイ、ナチュレロ、ネイチャーズウェイ。
以上4メーカーです。

この中から選びたい所ですが、私はこの4社に関しては全く知りませんし、一度も商品を注文したこともありません。
なので、個々の商品に関してはコメントできません。

付加価値の高い商品を選んで下さい

ということで、「これがお薦め」という商品の絞り込みはできませんでした。
ですが、吸収速度を緩めたり、吸収率を高めたりなどの付加価値が高い商品を各メーカーが製造販売しています。

こういった商品の中から選ぶのが望ましい、と私は考えます。
もし、さらに選ぶポイントがあるとしたら、1日に摂りたい摂取量が目安になります。

1日の摂取量が1000mg〜2000mgの場合は、1粒500mg以下の商品を数回に分けて飲むのが好ましいと思います。

1日3000mgまたはそれ以上の場合、あるいは忙しくて(忘れてしまうから)何回にも分けて飲めないという場合には、1粒(1袋)1000mgの商品を選んだ方が継続しやすいかな、と思います。

今回の記事の内容については、動画もアップしています。

記事で紹介した(医薬品を含めた)11の商品サイトのURLを、動画の備考欄に貼り付けましたので、関心のある商品をチェックしてみてください。

なお、円安が急激に進行していることもあり、商品の価格は表示していません。それぞれの商品サイトで確認してください。

まとめ

DHC、または海外の数社のビタミンCサプリメントには、タイムリリース(持続吸収)で、ゆっくり溶けてゆっくり吸収させる技術を導入しています。

海外7つのメーカーからは、ビタミンCにバイオフラボノイドを配合して吸収率を高くするサプリメントが販売されています。

国内の医薬品ビタミンCは、成人の最大服用量が1日2000mgです。
1日6錠の商品と1日2袋の商品、2種類があります。

甲乙つけがたく、お薦め商品を絞りませんでしたが、1日に摂取したい量などを判断基準にご自身に合った商品を選んでください。

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