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19-20シーズンのオールルーキーチームの選出について

こんばんは、ととたかです。

今日はNBAについてのお話です。


オールルーキーチームってなに?

オールルーキーチームとは、シーズンごとに優秀なルーキーに授与される賞のことです。選出はヘッドコーチの自分のチーム以外の選手への投票で行われます。

オールルーキーには、1stチームと2ndチームがあり、1st、2ndそれぞれ5人ずつ選ばれます。1stに入った票は2票として、2ndに入った票は1票として計算されます。5位の票数が同じだと6人以上選ばれます。ちなみに、マイケル・ジョーダンは1stチーム、コービー・ブライアントは2ndチームに選ばれました。


今年のオールルーキーチームの結果

今年のオールルーキーチームの結果です。

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1番獲得票数が多かったのは、今年の新人王を獲得したジャ・モラント。ドラフト1巡目2位で指名された彼は、1年目とは思えない自信と気迫に満ち溢れたプレーは凄まじいです。彼の所属するグリズリーズは、シーズン開始前とても評価が低くカンファレンス(野球でいうセ・リーグ、パ・リーグの組分け)最下位、最下位から2番目、3番目になると予想されていました。その理由は、大型補強をしない・主要メンバーの放出などなど。再建ムードに入ってたグリズリーズの未来は明るいとは言い難いものでした。しかし、実際シーズンが始まってみると、優勝候補とは言えないものの、モラントを中心にチーム作りが進みプレイオフ(カンファレンスごとレギュラーシーズン成績上位8位までが参加できる優勝争い)進出が見えるほどになり、今年1月には7連勝を飾り下馬評を覆す活躍をしました。怪我はあったものの離脱期間が短く、シーズン平均17.8得点、7.3アシスト(リーグ10位)、3.9リバウンド、FG(フィールドゴール)成功率は47.7%と並外れた才能と技術で高成績を残しました。すごい。

2番目に票数が多かったのは、ヒートのケンドリック・ナン。彼はドラフト外からNBAの世界に足を踏み入れた選手です。18-19シーズンは、GリーグというNBAの下部リーグで1年を過ごし正式なNBAの試合に出場したのは19-20シーズンからです。ちなみに、新人王投票2位でした。余談ですが、ヒートは若い選手がとても優秀で、ジミー・バトラー、イグダラなどのベテランもいて有り得んくらい未来が明るくてすごく羨ましいです。さて、彼のスタッツ(レギュラーシーズン)ですが、平均15.3得点、3.3アシスト、2.7リバウンド、FG成功率43.9%とこれもまたルーキーとしては高成績。また、3P成功率は35.0%、全体44位の成績です。プレイオフでは、少し調子が落ちていますが、彼が素晴らしい才能のある選手なのは明白なので、チームの優勝に貢献してほしいです。

2ndチームになんと…

さて、メインはここからです。オールルーキー2ndチームに選ばれたのは、タイラー・ヒーロー(ヒート)、テレンス・デイビス(ラプターズ)、コービー・ホワイト(ブルズ)、P.Jワシントン(ホーネッツ)、八村塁(ウィザーズ)、、、、

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ん???

八村選手の名前があるじゃないですか!!すごい!すごすぎる!

日本人初NBAドラフト1巡目指名という快挙を達成した侍はアメリカでも活躍してます。シーズン平均13.5得点(ルーキーでは5位)、1.8アシスト、6.1リバウンド(ルーキーでは1位)、FG成功率46.6%、FT(フリースロー)成功率83.0%と素晴らしい成績。複数のポジションをこなす八村選手。今年は司令塔ジョン・ウォール不在の中、エースのブラッドリー・ビールと共にチームに貢献してきました。シーズン途中、鼠蹊部の怪我で離脱しましたが復帰後も安定したプレーが魅力的でした。3Pの成功率とディフェンスに課題が残りますが、次のシーズンの活躍に期待しています。八村選手関係なく、この1年、日本でのNBA人気は更に高まったと思います。八村選手だけでなく渡辺雄太選手、馬場雄大選手の活躍、日本での試合、Bリーグの存在などなど。


今回の選出に関しての個人的な感想

全員が納得できる結果はないと思うので、あくまで思ったことを綴ります。八村選手は贔屓なしに1stでもいいかなと思いましたが、やっぱり鼠蹊部の怪我の離脱期間や他の選手との比較では2ndでも納得できます。得票数4位のザイオンは2ndかなと思ってます。ただ、短い期間のインパクトや成績を見ると1stなのかなあ。素直に納得できるかって言われると疑問です。得票数6位のヒーローが2ndなのは少し意外でした。クラッチタイム(試合終盤の勝敗を左右する時間)にも強く、3Pもバンバン入れてたイメージだったのでちょっと残念です。1stか2ndかはともかく選出された10人に対しては納得してます。オールディフェンシブ(シーズンで優秀なディフェンスをした選手に贈られる賞)の選出が波乱だっただけにめっちゃ心配してました。


最後に

早くもイーストのカンファレンスファイナルが始まりました。クリッパーズが負けたのは正直意外でした。今年の優勝トロフィーは例年とは違った重みがあると思います。コービーの死、コロナ、BLM、などなど。どのチームが優勝してもおかしくないので、残りの試合が楽しみです。今回はここまで。長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました。

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