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【イベントレポート】CEO 村上が「スタートアップカルチャーの作り方」をテーマに登壇

こんにちは。ツクルバ広報の上堀(かみほり)です。12/3(土)に開催された「ANOBAKA STARTUP CAREER FES」に代表の村上が登壇しました。スタートアップでのキャリアに関心がある方を対象に行われたこのイベントで、「スタートアップカルチャーの作り方」をテーマにしたパネルディスカッションでお話しました。

変革フェーズを迎えているツクルバのカルチャーの現在地をお伝えできそうな内容でしたので、イベント主催者の許可を得た上で、村上の発言の一部をまとめました!ぜひご一読ください!

ツクルバが大事にするカルチャーとは

モデレーター:自社で大切にしているカルチャーとは。その背景や意義とは?

村上: 今大事にしようと思っていることは3つあります。

まず、大義が重要です。事業成長の先に何を目指すか、ということです。もう一つは行動指針を体現すること。その中に、オーナーシップ・目的達成志向が入ります。事業を成長させることが大義の実現につながるので、事業の成長に資する行動をすることが大事です。

3つ目は、変化すること。変化していくことそのものが、我々が良しとしているカルチャーであると言っています。2011年に 起業した時は受託事業がメインでした。その後、ハイスピードで成長できて、より社会に貢献できる会社を作れると思ったので、自社事業を作り資金調達をして、受託メインの会社からスタートアップに変わりました。上場して、去年、共同代表制から一人代表制に変えました。組織の体制も大きく変わり、変化の連続を起こしています。

カルチャーを「大切にしている」というのと「大切にするんだ」という意志は違いますよね。長く会社をやっていると、なんとなくやっていることが多くなってきます。意思を持ってやっていることと、なんとなくやっていることが混ざってしまって、「これがツクルバらしさだ」と混同しがちになります。なんとなくなし崩し的にやっていることは、意志を持ってやらないとシャープになっていかないと、自分自身も学びました。

経営チームの意志として何を残しカルチャーにしたいかというのがまず大上段として大事です。その上で、カルチャーを大切にするんだというトップ・経営チームの意志が最も重要だと思っています。

組織の難しい局面を、カルチャーでどう乗り越えるか

モデレーター:カルチャーは大事だとよく言われますが、どこかで壁が来たときに、カルチャーでその壁をどう乗り越えたのでしょう。

村上: デザイン受託会社とスタートアップでは、事業成長のレバーで重要なもの、それを支えるカルチャーは違います。スタートアップになった後も受託会社だったときのカルチャーをそのまま引きずっていて、カルチャーの混乱があったなと思います。トップの意志で何を残すかを決めていなかったのが失敗だなと、振り返って感じています。

ある種混乱・抵抗感があったり・辞めていくメンバーもいますが、それを乗り越えるためには、経営者が意志を持って決めていくことしかないです。

語弊を恐れずに言えば、素晴らしい企業カルチャーは宗教のようなもの。合う人には合うが合わない人には気持ち悪い。それでいいと思います。「ビジョナリーカンパニー2」にも書いてありますが、誰がうちのバスに乗ってほしいのか明確にすることです。

これからのツクルバのカルチャーへの想い

モデレーター:これからどういうカルチャー、組織、会社を作っていきたいですか。

村上: そもそも何のために会社は存在しているかといえば、事業で社会課題を解決していくためです。営利企業というフォーマットでやっていることから逃げず、会社の成長そのものが社会にとって良いこと、というのを絶対正義として持ちたいと思っています。

ツクルバは「インフラのような、多くの人が当たり前のように使う、大きな事業をつくる」ことを通じ社会をより良くしていきたいと思っています。今注力しているカウカモ事業では、情報の非対称性が大きく利用者に様々な不便がある中古住宅流通市場をアップデートしたいと考えています。これが私たちが今取り組んでいる社会課題であり、私たちが事業成長を目指す大儀です。

カルチャーは事業の成長のためにあり、ひいては社会をよくするためにあります。その中で個人の成長も達成される。事業成長に資するカルチャーを育てたい。そこに真剣に向き合いたいです。

事業成長を目指す上で、コスト、時間、クオリティ、リソースなどのトレードオフはありますが、あちらを立てればこちらは立たないではなく、どう成り立たせるかというのを懸命に考えることをカルチャーにしていきたいと思います。

カルチャーの合う会社の見つけ方

モデレーター:スタートアップキャリアを志向する人たちは、自分に合うカルチャーの会社はどうやって見つけ、見極めればよいでしょうか。

村上:20-30代で、私は何がしたいんだっけ、など軸は決まっていなくてよいと思います。ただ、成長機会がありそうか、価値観が合うかは大事ですよね。大切にしているものは何かを調べに行って、聞いて、共感できるか、そして成長機会があると思えるところに行くのがいいのではないでしょうか。

飛び込んだら、やると決めて、成果を出す。その繰り返しで振り返ればキャリアができていると思います。最初から設計してパーフェクトに登っていく人で上手くいく人は見たことがないです。

よく10年後、会社がどうなっているかと聞かれますが、正直わからないです。世の中も変わっているし情勢も変わっていきます。ツクルバはビジネスを通じて社会課題を解決していこうとしているので、課題は変化します。

10年後を見定めて設計図を書いてその通りに登るというより、なぜやるのか、どういうところに行きたいのかを考えて、後はその場その場でベストを尽くして更新していくことが大事だと思います。


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