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「こだわりの先に」ーYearbook2018対談①ー

こんにちは、ツクルバコミュニティチームの外山です。

Yearbookとは?

Yearbookは、1年に一回発行しているツクルバのカルチャーブック。名前の通り、ツクルバの文化を伝える冊子です。一番大きな役割は社内報としてメンバー間の相互理解を促進するツールですが、そのほか採用選考にお越しいただいた方や、お客さまなど社外の方にもお渡ししています。

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これから3回にかけて、Yearbookに掲載した対談記事をここnoteでもお届けしていきます。

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つくっていく過程に明確な答えはない。強い意思があるだから、想いはぶつかる可能性もある、それが集結したら、できることはきっと無限大。前職の経験を活かし、丁寧にプロダクトをつくり続けている3人にお話を聞いてみました。

杉田有加(osugi)cowcamo Agent 
2018年6月入社。カウカモdevelopmentチームに所属、主にツクルカモ※を担当。やわらかい雰囲気とは裏腹に、前職ではごつい家具を扱っていた。
※ツクルカモ:カウカモのプロデュース物件

田中潤(jay)
tsukuruba studios Engineer
 2017年5月入社。カウカモのiOSアプリ開発を担当。自分の家を “快適の独房” と呼んでいる。いつも手ぶら。

光井英子(qoo)
 tsukuruba studios Designer
2018年2月入社。カウカモアプリや営業サポートツールなど、幅広いUI/UXデザインを担当。日本と台湾のハーフ、英国ロンドン生まれ。

小さくても細かくても

田中:自分が納得いくまで突き詰めたものは、評価をしてもらえるという確信みたいなものがあって。誰かの期待を超えるぞとか、ユーザーを驚かそうとはあまり思わないんですよね。

光井:私もそうかな。デザインでも、完成度がある一定のラインを超せば、やむを得ず妥協をしても違和感なく使ってもらえるんです。私は一度そのラインまでつくってから、時間をかけてこねくりまわすことが多いですね。その細かい作業を繰り返していくと、一番座りのいいところにピタッとハマる瞬間があって。針の穴に糸が通ったみたいな。

jayさんと同じで、結果的に評価されることが多いんですよね。ユーザーがサービスを使っていて感じる絶妙な気持ちよさって、そういうところで変わってくるし、それがいいプロダクトをつくっていくことだとも思う。とりあえず世に出してもいいかなってレベルのものは、受け入れてはもらえるかもしれないけれど、「よくも悪くもない」ものになりがち。

杉田:ちょっと話は違うかもしれないんですけど、私、造花がすごく嫌いで。最近担当した物件は予算がなくて、やむを得ず造花を飾ったんですが、やっぱり心残りがありましたね。

光井:仕事ってそういうバランスだよね。デザイナーであれば、“いいデザイン” をするだけじゃなくて、例えばエンジニアの実装しやすさとの塩梅を探っていくのも面白い。前職ではデザインをあまり考慮してくれないエンジニアがいたり、逆に実装のしやすさまで配慮できないデザイナーがいたり、喧嘩になることもあった(笑)

でも、ツクルバの人は自分のことだけじゃなくて、自分の仕事の先のことも意識している人が集まっている。だから、仕事がしやすいし、お互いを尊重できているなと思います。

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ハッピーの循環

光井:前職の企業は大きすぎて、自分がつくったものをユーザーが使っているって実感できる場面が今より少なかったかも。ツクルバではagentが使う営業サポートシステムやお客さまと会話するチャットアプリの開発に携わって、オンラインからオフラインまで全部つながっていることを感じられたのはすごくよかった。

開発するエンジニアや、実際に使ったagentの声も聞くことができるし。agentのみんながどういう想いで働いているかも感じるから、サポートをしたいと本当に思っていて。

杉田:私も実際にお客さんを案内して、直に反応を見れるのは、モチベーションとして大きいですね。

光井:私、実はcwc_happyチャンネル※を楽しみしています。あの投稿を見ると、agentって本当にドラマの中で生きてるなって思う。studiosで働いていると、そんなにドラマチックなこと起きないから(笑)
※cwc_happyチャンネル:agentが契約の報告をするチャンネル

杉田:「本当にこんなこと起きるの?」ってことがあるんですよ(笑)仲介は調整役なので、いろいろ無理を言われたりもするけれど、家の購入は人生がかかっているから、もちろん妥協はできないですし。

光井:私のいるcreativeチームは、普段チームで仕事をする場面が多くないんですよね。それで、メンバーで「私たちがチームでいる意味」を話し合ったら、『東京事変』みたいになれたらいいよねって。違う場所で違うことをしつつも、時々ここに戻ってくる。そんな居場所があると安心感を生むし、同じデザインの分野でも違うことをやっている人が集まるからこそ、化学反応が起きるんじゃないかなと思っています。せっかく集まっているから、みんなでひとつのプロジェクトをつくってみようと、最近動き始めました。

田中:techチームは逆に、チームで仕事をしている感じが強いですね。ひとつの案件にエンジニアが2〜3人で対応するので。でも、僕自身はqooさんが言うような組織にシンパシーを感じます。『東京事変』のようなマインドとチームの考え方、どちらも持っているのがいいなと。コミュニケーションを円滑にするのはもちろん大切だけど、個性は潰さない。尖らせつつ、お互いに作用していけるといいなと思います。

remark※』に関わっている理由も、それに近いかもしれない。建築家が隣にいる仕事空間ってなかなかないと思っていて、ツクルバのそこに興味を持ったんです。tech・creative・archで集まって、記事を書くにしろ何にしろ、分野が違うスペシャリストが組み合わさったら、面白いことが起きそうだなと思って。
※remark:tsukuruba studiosが運営しているWEBメディア

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杉田:agent全体もですけど、特にdevelopmentチームは、「いかにみんなで目標を達成するか」ということに注力しているので、一体感が強いかも。前職はとても小さい会社で、全部自分ひとりか、自分対誰かで仕事が完結していたから、ツクルバに入ってチームで仕事をするというのがすごく新鮮でした。チームでナレッジや進捗のシェアをすることはもっと意識しなければと思っています。私はカウカモのagentとして入ったので、その背後にこんなにたくさんのチームがいて、人がいて、動いていて、というのに驚きましたね。ツクルバにはカウカモ以外にもいろいろな事業やプロジェクトが立ち上がっていて、組織としてもそれぞれ個人でもやりたいことがたくさんあって、みんなが前向きに取り組んでいる感じがします。

光井:一体感みたいなものはありつつ、それにただ従おうというよりは、自分の意見や考えを正直に言うメンバーが多いよね。

自分の場所を自分でつくる

杉田:本当に単純なんですけど、今とてもいい人たちと働けていてこのチームが好きだから、できる限り貢献したいと思っています。不動産に関しては未経験で入社したので、家具とかインテリアの部分で今まで培ってきたものを活かしながら、ツクルカモにも携わって、不動産分野をパワーアップしていきたい。それで、人が心地よく住めて、永く住みつないでもらえるような家を流通させていければいいなと。

光井:さっきの『東京事変』の話ともつながるところで、私いつか海外に住みたくて。入社した理由でもあるんだけど、ツクルバは組織という箱の中の環境を自分でつくっていける。働き方のストレオタイプにとらわれずに新しい刺激をインプットして、しっかり結果をアウトプットできる組織像を実現できたら面白いなと。逆に言うと、整備されていないところは行動しなければ、何もできあがらない。みんなが受け身でいたら、たぶんツクルバも普通の会社になっちゃうと思うんですよね。

田中:僕も、本当につくりたいものがあったら、全部自分でやるようにしています。僕はiPad大好き人間なので、直近はiPadだけで仕事を完結できるようなシステムをつくりたい。あと、僕の人生のテーマは、誰かの人生の選択肢を増やすこと。カウカモを通じてみんなが好きな家を買って、リノベーションをして、そこに愛着を持てるようになったらいいなと。

杉田:家を買うって、一生に一度のお買い物と考えている人が多いけれど、高い家具を買うくらいの感覚で、家を買い換えられるようになったらいいですね。カウカモを、そんな世界観をつくるサービスにしていきたいですね。

光井:うん、それくらいカウカモをスタンダードにしたい。私たちが今、日常的に使っているSNSくらいの存在になって、家を買うことのハードルを下げたいよね。

Text:酒井 大作 Daisaku Sakai
Photo:くまくらみき Miki Kumakura

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制作こぼれ話

撮影したのは、osugiさんがステージングをしたカウカモプロデュースの物件。agent以外のメンバーはなかなか物件に足を運ぶことがないので、他部署の仕事を見るという点でもいい機会になりました。

今回は3つの対談企画があるのですが、出ていただくメンバーと組み合わせを決めるのが一番大変でした。2018年に起きた出来事や変化を洗い出し、それらに関わった人をピックアップ、部署やチームがかぶらないようにしたり、今まであまり表に出たことない人で絞ったり、あーでもないこーでもないと最後は編集部のメンバーが話を聞いてみたいという観点で決まりました(笑)

次回のテーマは『つながり』。社員数が100名を越えたのも2018年でした。希薄になってしまってしまう、チーム内のコミュニケーションや他部署との関わり。そこに想いを持っている3人による対談です。

冊子がほしい方はお近くのツクルバメンバーにお声掛けくださいね。

バックナンバー
「立志」 ー2019新卒対談ー



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