ストーリー1_1

地球(ほし)を買ったネコ

ストーリーの下書き
以前の企画を修正したものです

登場人物

ネコ♂ミミ
少女(後のほしぼしの女王)

プロローグ

時は56億7千万年後。宇宙最後の混乱期ーーー

全ての知的生命が次々と宇宙からログアウトしていく混乱に乗じて一匹のネコがとある惑星を買い取った。

地球という星にやってきたネコは、この星の惑星価値が市場評価以上の潜在能力を秘めていることに気づいた。
ネコは全ての財産を投げ打ってこの星を買った。
今後百代先の子孫達の未来を賭けた大勝負だ。
一族は賛成してくれた。

だが、その判断は間違っていた。

時代は遡ること今から1万2千年前ーーー。

ネコは宇宙で最も秩序あった時代へやってきて、その惑星を一生の住処とすることにした。
だが問題が起きた。ネコが買い取ったのは、銀河の中枢、世界の基礎、宇宙播種の最初の星、帝國と連邦の本星であった。そこはまだ地球とも呼ばれていない世界で、何もかもが始まったばかりだった。

痛い教訓だった。
ネコは何もかも失ったのだ。

ネコはたぐいまれな交渉を重ね、自分たちの存在を歴史の中に捩じ込めようとした。安住の住処を得るために。
人間との生活が始まったのだ。

時に西暦1999年、7月

この時代ネコは少女と出会った。
その少女はこれまで猫が陰で交渉して来た人々とは違った。

物語はネコが地球を買ったその日から、安住の住処を得るまでのお話だ。

物語がどういう結末を迎えるかは、現代のネコたちを見ればいいだろう。
彼らは平穏無事な住環境を手に入れ、今も、これからも気ままに暮らしている。
でもみんな気になるのは、何が起きたのか?もっと細かいところでしょ?


ストーリー

遠い未来に住むネコが、安住の住処を求めてとある惑星を購入した
過去にやって来て住むことにしたが、買った星は安住の住処ではなかった。
ネコは星を安住の住処にするのではなく、自らの姿を変えて、
その星で安らかに暮らす道を選んだ。
否、すでにそれができていることに気づいた。
ネコは、それを気づかせてくれた少女に褒美の品を与える。


解説

これは猫が地球で自由気ままに暮らせる理由を明かした物語。
『ほしぼしの女王』誕生のきっかけ。
猫の自由にも、ただの我儘なだけでなく人とのお互いの尊敬によって成っているという、評価経済の話を織り交ぜたい。
なぜ、猫は生きやすいように見えるのか?というのを猫の暮らしから、
評価を得るということを伝えたい。
5分で終わるのか?

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