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俺のCD棚 第1回

第1回目は ACIDMAN 【A beautiful greed】 

ACIDMANは、3人組でかなり実験的な事を取り入れていて、アルバㇺ毎に違ったアプローチをするロックバンド。今でも音楽フェスにはよく出ているので知っている方も多いと思う。このアルバムは、そういった実験的要素は一段落して、割とソリッドなロックを作っていた頃のもの。この頃の曲が一番好きなのも所有している理由の一つ。

気に入っているのは前半の流れ。ACIDMANはいつもテーマトラック(intro)から始まって、2曲目の感情を爆発させたような激しい曲へと続いていく。このアルバムもその例に漏れず理想的な展開をするが、他のアルバムより衝動的というか、シンプルで力強い楽曲になっている。また5曲目までは、少しだけ共通のフレーズが散りばめられていたりして(詳細は分からないが…)、疾走感もさることながら曲同士の一体感も相まってとても聴きやすい。

次に見た目。実はこのCDの最大の魅力は見た目に尽きる。ジャケット全面に渡ってキリム絨毯のような模様がデザインされている。タイトルを可視化したような見た目は豪華で、一目見て気に入ったのを覚えている。でも、中を開けたら更なる驚きが待っていた。

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お分かりいただけるだろうか?そう、ジャケットの柄がCDに直接プリントされている。しかもただのプリントではなく、立体的で手触りが感じられるような仕様になってる!このインパクトは実際に手にしないと分からない事だと思う。こんな事が出来るんだと思いつつ、タイトルに沿った表現をここまで貪欲にやってしまうことに驚愕。まさに【A beautiful greed】。

※この模様は、一つ一つは緻密でそれぞれ違うものがぎちぎちに織り込まれている(greed)のに全体としては美しいものに仕上がっている(beautiful)、という意味があるようだ。

以上、第1回は ACIDMAN 【A beautiful greed】でした。ちなみに私が CDの見た目にも注目するにはちょっとした理由があって、使っているCDプレイヤーが壁掛け式で、セットしている状態からCDそのものが見える仕様な為。CDのプリントやデザインがそのままインテリアの一部になるので、映えるものを好む傾向があります。

次回は、ACIDMANと親交が深い(数年前にスペアザとの共同コラボもある)、ストレイテナーの同時期に出たアルバムを紹介します。それではまた。


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