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俺のCD棚 第3回

今回は、SUM41 【Does This Look Infected?】

SUM41は、2000年代初め~現在も活動している、パンク×メタルのハイブリッドっといった感じのカナダ出身のバンド。この盤は2枚目となるアルバムなのだが、デビューアルバムの若さ溢れる明るい雰囲気から打って変わってメタル色が強く打ち出された1枚。このアルバムで当時数あるパンクバンドの中では異端児扱いとなったが、結果、飛び抜けた知名度を得たように思う。日本でもフェスには何度か出演しているのでお馴染みの方も多いかも。

曲の流れは、最初から最後まで少しダークな雰囲気を纏いながらも、テンポの速い楽曲が多いのと曲の短さも相まってサクッと聴けてしまえるため、かなり聴きやすい。小難しい要素は一切ナシ!夏に、車での移動中に大きめの音で聴くのがおススメ。

一曲挙げるとしたら、やはり4曲目 (still waiting)。この曲はFM802でヘビーローテーションになった曲で、今でもバンドの代表曲となっている。ちなみに、その当時の自分はまだ学生で、課題に取り組んでる時にこの曲がラジオから聴こえてきて、なかなか思うように進まない事へのフラストレーションを代わりに爆発してくれたような気になって、すぐに近くのHMVでアルバムを購入したという経緯がある、思い出深い曲のひとつ。当時(2003年頃)はFMラジオが主な情報源で、インターネットよりも体感的に情報が速かったなあ、なんて事を思い出す…懐かしい。

次に見た目。ジャケットはゾンビメイクの人が映されていて、何のアルバムか全く分からない。このB級ゾンビ映画っぽいトーンのデザインは、表だけでなく中身も裏も統一されている。※ちなみに、表題の直訳は「感染しているように見えますか?」だそうな。悪ノリでやってしまった感があって、改めてみると逆にポップにすら見えてくる。

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実はこの盤には特典があって、1stの曲がメインのプロモ(?)DVDが付いている。中身は、まあ若気の至りとしか言いようがなく、メンバーが車に乗りながら横の車に水鉄砲で水をかけたり、ピザ屋を襲撃したり…とにかく滅茶苦茶に弾けまくっている。

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よくこんなの映像化したな…と呆れつつ、当時の自分はこれを観てゲラゲラ笑っていたんだから、あまり他人の事は言えない。…若いってすばらしいけど、怖いね。

以上、第3回でした。次回は、ロックの中ではSUM41同様異端児で、若い頃からキャリアを重ねている(現時点でもまだ若い)、OKAMOTO'Sのアルバムを紹介します。それではまた。

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