2021/07/18 Sun

車を移動して朝まで仮眠するか、というタイミングで偏頭痛が襲ってきた。
至って普通に活動していたが、今いる場所は標高1600mくらいはある高原地帯だ。よくて脱水症状、最悪高山病という予測を立てつつ、僅かばかりの現金が入った財布を持って自販機で水を買った。

普段は交通系ICとクレカしか使っていなかったので財布の中身をチェックしていなかったのがここで凶と出たか。600mlが1本で足りなければ恵んでもらうしかない。
旅の恥はかき捨て、という言葉はきっと恥をかいた人を慰めるためにあるのだと思う。

口に含んでは温めて飲み干すのを繰り返し、1時間ほど経っただろうか。幸い頭痛は治った。
問題は寒さに変わっていた。エアコンを入れるためにエンジンをかけると外気温が19℃と表示されたが、俺の知っている19℃とは開きがある。
風もないし体感気温が下がる要因はなかったはずだが、これはさっぱり謎だった。

起きたのは日の出30分前くらいだった。駐車場の端にはもう人が並んでいる。
だだっ広いので場所取りに急ぐ必要はないが、ハーフNDを使うとなると一手間かかる。昨夜メインで使ったXF18mmをXF10-24mmに換装する必要もある。

この場所は本当に見晴らしがよく、崖下から背の高い木が眺望を邪魔している箇所さえない。
絞り開放を使う必要がなかったこと、できるだけ広く撮りたかったことから10-24mmと決めていたが、ハーフNDは追加で購入する必要があると痛感した。

リバースGNDかセンターGND、あるいは両方買ってもいいだろう。普通のグラデーションでは効果的に減光することができなかった。それでもないよりはマシだったが。

GNDなしで山間の輪郭を出そうとすると、どうやっても空が白くなる。これはサブで肩から掛けていたX-H1と18mmで撮ったが、何もないよりはGNDがあるだけ現像しやすそうだ。

帰ってから数枚は現像したが、いかんせんまだチェックが全然終わっていない。
来週は週休4日なので連休のタイミングでガッツリやるとしよう。