風呂が壊れた
先日、風呂が壊れた。
追い焚きができない。「おいだき」スイッチを押してもすぐ追い焚きがストップしてしまうし、何やら風呂の奥のほうがカラカラ異音がする。
うちは朝と夜、1日に2回風呂に入る。夜は身体の汚れを洗い落とすため、朝は目覚めるため。だから朝の追い焚きが欠かせない。
というわけで修理を依頼したのだけど、やってきた業者は3時間かかってコントロールパネルを交換して帰っていった。
これで直ったっていうんだけど、そもそもカラカラ音がしてるんだから物理的な損傷じゃないの? 制御系交換してなんの意味があるの? と頭の中は疑問符でいっぱいに。でも専門家がそれで良いって言うんだからそうなんだろう。
かくして作動させてみると直ってない。
やっぱりカラカラ音はするし、追い焚きはストップする。
案の定、制御系いじっても意味がないのよ。
というわけで再び業者を呼ぶと別のスタッフが来て、あることに気づく。
ある部品がはまっておらず、ちょっとズレてるとのこと。
カチャッとそれをはめておしまい。万事解決。
追い焚きも問題なくできて、カラカラ音もしない。
めっちゃ簡単なことじゃないか。こないだ来て3時間かけて、コンパネを交換していったあいつは何だったんだ。
エンジニアとしては間違いなく二人目の方が優れた結果を出した。
でも思う。売上は一人目のしょぼいスタッフの方が上なのだ。なにせぺちゃくちゃ喋ってうるさいコンパネを売りつけることに成功したのだから。
短期的な売上だけみるならそれで良いかも知れないけど、やっぱ業界全体の信頼は失うよね。でも二人目のスタッフのおかげで我が家の追い焚きは復活し、ガス業界にも使える人材がいるのだな、という信頼を回復した。昨日、価値について書いたけど二人目のスタッフが残したものと手に入れたものが、形がなくて目に見えない価値ってやつなのかも知れないねえ。
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