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GOTO

最近夢が楽しい。

将来の夢、とかではなく眠っているときに見るアレだ。
朝起きてけっこう内容を覚えている。
自動補正してるのかもしれないが、楽しい夢は名残惜しいし、昼になっても楽しかったなーと思い出すことがある。

末期な気がしてきた。


そろそろどこかへ出かけたい。
思い立ってGOTOトラベルについて調べてみた。

県内の実家のある地域は、近隣の市町村と合併して温泉地も同じ自治体となった。
その温泉地は結構鄙びた温泉街でお湯も独特で、一応全国的にも有名らしい。
昔から知っているので特別なことと思わなかったが、他の温泉地に比べて泉質が多いらしい。
色々な宿の日帰り入浴はほんとうによく利用していたし、年に一度ぐらいは家族で宿泊もしていた。
今年は年初めに一回行ったぐらいでその後は自粛している。そういえば湯めぐりチケットが余っている。期限はいつまでだっけ。

検索サイトでGOTO対象の宿を見つけ、料金のシミュレーションをしてみるとかなり安くて驚いた。普段は泊まれない高級旅館に行っちゃおう、とワクワクしてきた。さらに検索しているうちに、【○名の人が見ています】とか【昨日○名が予約しました】というポップアップに煽られ、ほぼ決定というところまで気持ちは固まった。とりあえずもう一度口コミを冷静に見てみた。みんな揃って高評価だ。食事も部屋も言うことなしのようだが、肝心のお湯に関するの口コミが少ない。

そして我に返った。
普段は古びた小さな旅館で格安で日帰り入浴をしていた。
今、あの宿はやっていけてるのだろうか。
あの宿を助けないでどうするんだ!

そういえば温泉街の中心地の比較的大きなホテルや旅館より、少し離れた場所の源泉お湯の方が好きだったはずた。
強烈な硫黄の匂いが何日か体から取れなくて、気になりながらもまだ温泉効果が残っているのかもと喜んだり、実際化粧のノリが良くなったり。

検索しなおすと、それらの旅館はGOTO対象ではないところも多い。なにか条件がひっかかったのか。

そして以前日帰りで利用したことのある旅館に決めた。このあたりの旅館のスタッフは決まって無愛想なのだが、ここは比較的若めの方が日帰りなのに愛想よく見送ってくれた記憶がある。お風呂もいくつかあり、長時間浸かってはいけないというすごいお湯があったし、日帰りだと混浴で入りづらいお風呂も宿泊だと男女別だったはずだ。


湯治部屋で朝食のみ。
いつものおいしいお弁当屋さんに夕食を買いに行こう。

はじめての温泉ひとり旅まであと3週間弱。     有休もとった。

わくわくし過ぎて楽しい夢も見れるかもしれない。


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