プロ野球 2019年シーズンを終えて

プロ野球の2019年シーズンは,

セ・リーグ優勝:読売ジャイアンツ

パ・リーグ優勝:埼玉西武ライオンズ

日本一:福岡ソフトバンクホークス

で幕を閉じた。ここでは,筆者が思ったことを2点ほど述べたい。

1つ目はポストシーズンのCS制度についてである。今季,パ・リーグ2位の福岡ソフトバンクホークス(筆者が応援している球団)は破竹のポストシーズン10連勝で日本一に輝いた。しかし,この日本一は本当の日本一ではなく

短期決戦の王者

という意味合いしか持たないのではないか。CS制度というものは,「長期戦(レギュラーシーズン)で一定水準の成績を残したチームが日本シリーズへの出場を目指して戦う期間」であり,日本一という称号は

リーグ優勝チーム かつ 短期決戦の王者

にのみ与えられるものと考えるからである。

個人的には,CS制度は廃止すべきだと考えている。なぜならば,短期決戦のみでは本当のチーム力はわからないからである。短期決戦では多少の無理ができるということもあり,選手層の有無が結果を大きく左右するという側面が生じてしまう。長丁場で無理をすると壊れてしまったり,必ずといっていいほど不調期がやってきたりするレギュラーシーズンの143試合でどのように戦っていくのかという力が問われるからこそ,本当のチーム力がわかるのではないだろうか。

それに加えて,リーグ優勝を成し遂げたチーム同士が激突するからこそ日本シリーズも盛り上がるのである。

2つ目は「ファンは偉くない」ということである。今季に限ったことではないが,思った通りにならないことに対する耐性が弱いファンが多くなったように感じる。感情的になって選手や首脳陣に論理性に欠けた辛辣な言葉を浴びせたり,中には人格否定までするようなファンもいるから驚く(もはや,そのような人をファンと呼んではいけないのだが……)。もちろん,選手たちは多額の年俸をもらっていてプロの世界で結果が求められることは事実である。それでも,選手たちも「心」を持った人間である。ましてや,数多くいるファンから一斉に非難を受けるのだから,その心労は我々一般人が容易に想像できるものではない。結果を残そうと努力しても精神的な問題がパフォーマンスを低下させ,そこからまた批判されるという負のスパイラルに陥っているということも容易に考えられるはずである。

筆者は,球場に行かないファンに現場のことをどうこう言う資格はないと考えている。多額のチケット代を払って応援に行くファンの方から現場への批判が出るのは多少なり仕方のないことだと思っているが,大したお金も出さないで注文ばかりするのはいかがなものかと感じる。実際,筆者自身も宮崎のキャンプに行って試合を見ていた際に,席の隣にいた方が選手のことを悪く言っていたのを聞いて,球場観戦は二度としないと心に誓った人間である。そういうこともあって,筆者は論理的な指摘以外しないようになった。

それでいて感情的な批判が全く出ずに傷の舐め合いとなっては元も子もないが,ファンとしての在り方を今一度見直すべきなのではないだろうか。

ここまでご覧いただき,ありがとうございました。

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Twitterにはつぶやきにくい長文を不定期で更新しています。
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