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ぬか喜び、ふたたび

 お久しぶりです。今年に入った頃は、頻繁な手洗い、手指の消毒、マスク越しの会話が“スタンダード”になるとは想像もしていませんでしたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 遠方への取材が思うように進まない状況となり、歯がゆい思いをしているのはきっと、私だけではないでしょう。失ってみて初めて気付くことは色々あるなと感じる今日この頃です。

 そんななか、びっくりな知らせが舞い込みました。

 Yahoo!ニュース・本屋大賞による『2020年ノンフィクション賞』において、全国書店員さんの投票の結果、『つけびの村』がベスト6位内に入り、最終選考に残ったのだそうです。

 そこから書店員さんたちが、今回ノミネートされた全6作を読んだ上で、二次投票が行われ、最も得票の多かった作品が大賞として11月上旬に発表されるとのことでした。

 書籍『つけびの村』をお読みいただいた方はご存知の通り、もともとnoteにアップしている6編の記事『ルポ つけびの村』を、あるノンフィクション賞に応募したのですが、かすりもせずに散ったという経緯があります。

 数年越しに、こうして別の賞にノミネートされたことをとても嬉しく思います。

 またノミネートが「全国書店員さんの投票の結果」という詳細を晶文社さんから聞いたときは『つけびの村』刊行直後に関東近郊の書店を巡った際にお目にかかったたくさんの書店員さんのことを思い出しました。サイン本を置かせていただいてご迷惑ではなかろうか……とドキドキ心配&緊張する私に、書店員さんたちは、それぞれの言葉で感想を伝えてくださり、毎回ホッとしたり嬉しい気持ちになっていました。改めて、あの時は本当に、ありがとうございます。また『つけびの村』を置いてくださって本当にありがとうございました。そして、書籍をお読みいただいた皆様、ありがとうございます。

 今回のノミネートだけでもうなんだかありがたい気持ちでいっぱいですが、せっかくチャンスをいただいたので、大賞発表の日までは、ぬか喜びを楽しみたいなと思いつきました。
 まだ、藤野さんとアイディアを出し合っているところですが、すでに書籍版『つけびの村』をお持ちの方にも、興味を持って下さっている方にも、一緒に面白がってもらえる「仕掛け」を考えています。

 そして今日はもうひとつ、お知らせがあります。

 TBSラジオが手掛ける「AudioMovie™」という、無料なのにとんでもないハイクオリティの音声コンテンツ……デンマークのサスペンス映画『ギルティ』を世界で初めてオーディオドラマ化したり、あの半沢直樹のスピンオフもリリースされているのですが……なんと、この「AudioMovie™」で、『つけびの村』を原案にオリジナル・ドラマの制作が決まりました。

 全容は、まだ私にも分からないのですが……相模原事件で死刑が確定している植松聖を取材したドキュメンタリー・ラジオ番組『SCRATCH 差別と平成』を手掛けたラジオ界の鬼才、鳥山穣さんが脚本を担当して下さるそうなので、とても楽しみです。

 ラジオや、ノミネートに関する仕掛けについても、また進捗をお知らせいたします。

 みなさまのお近くの書店でまた『つけびの村』を見つけていただけると嬉しいです。

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高橋ユキ。北九州市出身のフリーライター。『つけびの村』、『暴走老人・犯罪劇場』、『木嶋佳苗 危険な愛の奥義』古くは『霞っ子クラブ 娘たちの裁判傍聴記』など https://tk84yuki.theletter.jp/ mailto:info@kasumikko.com