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MBO

記憶の限り当社では10年以上前から評価制度として、MBO(Management by Objectives)を活用しています。昨年までは私とメンバーの1on1で目標を決めていましたが、今期(今年1月)からは前々から構想していた事を実行してみました。もちろん社内マニュアル熟読の上での実行なので、決してルール違反ではありませんよ。

それは、今期私含め24人いるメンバーの目標をスプレッドシートで管理・共有するという事です。尚、会社への目標提出は別システムがありますが、事前に記載した内容をコピペするだけなので、負荷が増える事はありません。

当社はMBOの結果がボーナスに反映されるので、日頃聞き耳を立てていると、意外とみんな目標達成に向けて真剣なのです。まぁ、それはそれで本来の趣旨通りなので、とてもGOODなことですが。

マネージャー視点におけるここでの問題点は、メンバーが「容易に達成出来る目標」を立てる誘惑に駆られるということです。やはりみんな人間なのでそんな気持ちが芽生える事は、否定するつもりもありません。もちろん最初から自分に厳しい目標を立てるメンバーもいますけどね。

立案においては、確かに1on1で厳しい目標を立案するのも一つの手だとは思いますが、メンバーを嫌々頭で納得させても、気持ちからくる日常のパフォーマンス向上にはつながらないと考えていました。そこで私のスキル不足をメンバーみんなの力を借りて解決しようと思ったのです。つまり、私も含め公共性の原理に従い、みんなで目標を作り、管理することでみんなの目が入り、より会社への貢献度の高い目標が立案されると考えました。ある意味MBOにおける360°評価ですね!

私も公開しましたが、マネージャーたるもの率先して組織貢献可能な目標を作らなけばなりません。「ほんと、達成できるかなぁ」と内心では思っていましたが(笑)

そう、私が内心で思った事を封印する効果がこの「共有」=「公共性」にはあるんですよね。人間基本弱い生き物なので、あらためてこの公共性の力の凄さに驚きました。

今は社長が目標・ビジョンを動画配信する時代ですからね、まして直属の上司含め誰の「目標」も見えることが理想な組織だと思っています。だって、他人に見せれない目標って意味ありますかね。


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