SFDCが変える日本企業のカルチャー その2

前回の続きです。

Salesforceはみなさんご存知の様に「顧客管理ソフト(CRM)」なのでまずは営業としては、「案件」と呼ばれるオブジェクトを立ち上げ(作成)します。案件には取引先から始まり、各種情報を入力して、次にその「案件」に「見積」という別のオブジェクトが紐づけされます。

データが蓄積されていけば、例えば取引先で抽出して、その取引先で商談中の案件を一覧で見ることが出来るのです。

当社では会計ソフトは独自開発したものを以前から使用しているのですが、そのソフトとの自動連係も行っているので、営業としては二重入力する必要もなく(初めは二重入力あり)、今では業務上開くソフトはほぼSalesforceのみとなりました。

「案件」や「見積」などには見積金額や受注する確率、受注予定日が当然入力されます。

それらの情報をもとに「レポート」と呼ばれる機能で条件抽出して、例えばマネージャーとしての立場からは、提案済みの数ある案件の中から、ある条件に合致した案件がどの様になっているかを、各担当に確認するためにレポート機能を使うのです。但し、時間というリソースを効率的につかうためにも、「見積金額」と「受注確度」をフィルターにしたレポートを作成して管理しています。

製品は代理店販売をメインとしている当社(サービスは直販もあり)においては、これまでよく言われる「攻めの営業」の意識が希薄だったこと、意外と追跡してみると提案内容がユーザーまで届いてないことも多々ありました。ユーザーと当社の間に複数社入る商流では、情報がいつの間にか止まっていることもあるですよね。

この様な「攻めの営業」を体現できるのも一つの機能ですが、「案件」でのSNS機能を用いて、進捗やお客様とのやり取り、備忘録としてのメモ書きとして活用が進むと、各営業担当の動きがミーティングせずとも分かるのようになるんですね。時間は掛かりました感動できるツールです!

もちろん、単にメンバーへ「Salesforceを使おう」と言う事だけでなく、自分が率先して使う事も大切です。また、メンバーが使う事にたいして公の場でキチンと褒めてあげる事で、メンバーの意識改革を地道に進めてきたのも、ここにきて活用が活発になってきた要因だと思います。

 大きな変革をするには、ほんと日常の地道な活動が大切ですね。結局根っこの部分(=意識)を育てないと、結局は大きな変革は起こせないと思う様になりました。

まだ続くかも



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